国は福島原発の事故「レベル7」に引き上げたとのこと。
レベルは国際原子力機関(IAEA)が原子力施設の事象の国際評価尺度
(INES)として分類したもので「レベル7」は最悪の「深刻な事故」。
レベル7はチェルノブイリ原発事故と並ぶ史上最悪の事故ということだ。
レベル判断項目は、①原子力施設の破壊した規模、②漏れた放射能の量
(概ね数万テラベクレル以上)③被ばく被害の規模などからなる。
今回の事故を漏えい放射能量でみると、事故から4/5までで37万~63万
テラ・ベクレル(3.7~6.3×10の16乗ベクレル、10の16乗は京ともいう)。
チェルノブイリでは520万テラ・ベクレルだったと言われるからこれと比べる
とその約1割ということになる。
ただ今も安定的冷却体制に移行しているわけではなく、昨日の余震でも
電源停止し注水が50分間停止していることをみると予断を許さない。
営々と築き上げてきたハイテク日本のイメージを傷つけるもので残念だ。
参考①:
読売ONLINE(関連記事)
参考②:
米ABC-News(関連報道)、
(震災から1か月)
参考③:
WSJ.com(関連報道)
参考④:
FRANCE 24(関連報道)
参考⑤:
THE INDEPENDENT(関連報道)
参考⑥:
Nature.com (How Fukushima is and isn't like Chernobyl)
参考⑦:
4/18日刊ゲンダイ関連記事(原子力安全委員会は?)
参考⑧:
4/18夕刊フジ関連記事(菅首相原発事故自画自賛)