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日本の経済(No.12)

日本の経済(No.11)の続き。以下、新規順。

2016.8.26  7月分消費者物価指数
総務省が26日発表した7月分消費者物価指数。
CPI総合 ▲0.4%、コアCPI ▲0.5%、コアコアCPI +0.3% (数値は前年同月比)
いろいろ理由はあるにせよ目標とのかい離がいっこうに縮まらず金融政策の妥当性を疑問視せざるを得ない。理由としてエネルギー価格の下落を挙げられているが、これもおかしな議論だ。物価の緩やかな上昇を良しとするのは超過需要に伴う付加価値の増を前提にしての話で、海外から輸入する物資の価格上昇、即ちコストプッシ型の価格上昇が進まないから物価が上がらないなどという議論は議論にも値しない。もう少し詳しくみると、エネルギーを除けば食料など確実に上昇していることに注目したい。超過需要としての上昇なのか輸入材料価格の上昇によるものかの見極めが必要になる。後者によるものとすれば、指数の前年度比プラスも変動範囲内の動きとなる。
数値引用:総務省ホームページ(消費者物価指数)

(補足)8/27日経「消費は語る」より
「雇用や社会保障の改革を先送りすれば、将来不安が残りデフレ圧力がくすぶる。それを示したのがアベノミクスの3年間だった。やはり、希望や安心をつくる構造改革こそが消費再点火のカギとなる。」わが国における所得分布をみるときれいなべき乗分布である。ほとんどの家計は生活を維持するに精一杯な状況にある。この事実を直視した政策を改めて認識する必要がある。

(補足)青木昌彦『青木昌彦の経済学入門-制度論の地平を拡げる』ちくま新書(2014)より
「スミスは経済あるいは政治経済を「偉大なる社会(Great Society)」と呼んで、それをチェス・ボードに喩えています(『道徳情操論』。そして、立法員は偉大なる Great Society というチェス・ボードの上の駒を自由に動かすことができると思っているけれども、実は社会のゲームではそれぞれの駒がそれ自身の運動法則を持っており、立法員の意図と、それぞれの駒が持っている運動法則が一致したときに社会は非常に幸福な状態になる。しかしそれが一致しないときには非常に惨めな状態に陥る」と述べています。」今、こんな局面にあるのではないか。政府、日銀が「強いコミットメント」の力を信じ将来方向を提示しても、現実のプレーヤーは動かない。現場、現実から遊離した一人芝居、自説の失敗を認めたくないだけなのではないかとも思えてくる。

2016.8.26  GPIFの運用成績(2016年度第1四半期)
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は26日、16年度第1四半期の運用成績を公表した。公表によると、運用損5兆2342億円(収益率▲3.88%)、運用資産額129兆70124億円。
なお15年度運用損は5兆3098億円(収益率▲3.81%)、運用資産額は134兆7475億円だった。
昨年以来の株式投資運用増が裏目に出ている。GPIFは運用資産はあくまで現時点での評価であって、利子・配当収入は着実に増加していると弁解しているが、それを大幅に上回る評価損が続いている以上、強弁である。安全第一の運用を前提としなければ、制度見直しどころではなくなる。
引用:GPIFホームページ

2016.8.25 2次補正予算案
政府は24日の閣議で、2016年度第2次補正予算案を決定した。総額28兆円の経済対策の中核となる国費は6.2兆円で、16年度4.5兆円、17年度予算案などで1.7兆円(日経)。2次補正予算案をみると考えに考え抜いた内容というより、従来型の思いつき型の公共投資に見える。

2016.8.8  2016年上半期経常収支(速報)
財務省が8日発表した2016年上半期の国際収支。
経常収支:+10兆6256億円(前年同期+8兆940億円、前年同月比+31.3%)
内貿易収支:+2兆3540億円、内輸出:33兆8214億円、輸入:31兆4674億円
内サービス収支:-2099億円、内旅行:+7758億円
内第1次所得収支:9兆6129億円(前年同期10兆44007億円)
金融収支:16兆400億円(前年同期10兆7741億円)
出典:財務省ホームページ「国際収支状況」

2016.8.7   三菱UFJ銀行の国債入札返上に関連して
日経新聞は三菱銀の国債入札返上を「綻ぶ鉄の三角形」と表現し1面に掲載した。
これまで838兆円、国民1人当たり664万円(16年度末)に膨らんだ日本国債も日本は他国と違って国債保有者が日本人、裏付けとなる貯蓄もあり安全と言われてきた。ただ日本人とは言っても個人が直接国債を買っていたのは僅かでほとんどは貯蓄を通して銀行が購入していたという構図であった。それも鉄の三角形(財務省、大手行、日銀)があったからであった。しかしそうはいってもこれ以上、国債を買いますことのメリットよりリスクの方が大きくなくなってきたが今回の動きであった。同日の日経新聞に、竹中平蔵×吉川洋対談が掲載されていた。竹中は「余命何年」というくらいの危機意識が必要。成長が先(経済派)か、増税が先(財政派)かの二者択一ではなく両方が必要と説く。また日本経済をノーベル経済学者に実験場として提供するのではなく、政治家が自らの頭で考え行動してほしいと述べる。結果に責任をもたない安易な経済論に頼るなということだろう。わが国では某ノーベル経済学者は言っていると前置きし法則のように扱い、自説の正当性を主張する学者もいる。そうした学者の書は私などの素人でも読むに堪えない。そもそもノーベル経済学賞はスウェーデン国立銀行賞であって、経済界が欲する理論を言い出した学者の権威付けに利用しているに過ぎないとも言われている。経済現象は物理現象と違って複雑で、理論の前提となっている条件が明確に把握されているわけでもなく、また予め条件設定ができないため再現性に乏しく、将来を予測することは困難だ。何の努力もせずうまくいくなどという安易な理論に簡単に組しないことが肝要である。
(追加、2016.8.11)
プライマリーディーラー資格を返上した三菱UFJ銀行のシュミレーション
「仮に国債の金利変動リスクを自己資本に反映させたらどうなるか」、結果は衝撃的だった。
「どのモデルを使って計算しても国債金利が一律2%上がると自己資本比率は5%程度下がる」。試算は国債保有額がピークに近い2012年度決算を基にしたもので影響が大きく出るとはいえ当時の自己資本1/3を吹き飛ばす破壊力。これまで日本国債はリスクゼロの安定資産とされてきたが2018年にはバーゼル銀行監督委員会が国債を含む金利変動リスクを厳しく見積もる予定にもある。(日経)

2016.8.6   預金・貸出残高
全国銀行協会が5日発表した7月末の預金・貸出残高。
総預金:680兆円(前年同月比+4.6%)、内都市銀行320(+6.3)、地銀248(+2.6)
貸出金:467兆円(前年同月比+2.1%)、内都市銀行187(-0.7)、地銀187(+3.9)
日銀のマイナス金利導入以降、預金の増に対して貸出の伸びが低いことが目立つ。特に都市銀行においては貸出が減少。預金の増は、企業の決算状況からみても企業利益の増によるものではなく、保有する国債を手元資金として預金化したためとみられている。ただし地銀の貸し出しは堅調。マイナス金利の影響について現段階では明確なことは何も言えない。ただ低金利が長引き投資を誘因するインセンチーブとしてもはや働かなくなっている、あるいは銀行はより安全性を重視せざるをえなくむしろ金融引き締め効果として働いているのではないかなどの疑義もあり要注目指標だ。
出典:全国銀行協会ホームページ

2016.8.3 40年債増発検討
麻生財務相は2日、黒田日銀総裁との会談後、超長期国債である40年債の増発を検討すると述べた。財務省は2016年度に40年債を2.4兆円発行する予定でいるが、これに数千億円上積みする計画。日銀がこれを買い上げれば名実ともにヘリコプターマネー。IMFは長期化する金融緩和にリスクが増大していると警告している。(日経)

2016.8.3 政府経済対策
政府2日の臨時閣議で、事業規
模28兆円の「未来への投資を実現する経済対策」を決めた(政府系金融機関による融資などを含む)。国と地方の直接の財政支出(真水)は7.5兆円とし、4兆円を16年度第2次補正予算案、残りを17年度当初予算案などで手当てする。財政措置の柱となるのは財政投融資のようで約6兆円。残りはいずれは国債になるのだろう。事業規模でみると、インフラ整備の10.7兆円と資金繰り支援など中小企業や地方対策の10.9兆円が大半を占める。
これとは別に内閣府は26日、経済財政諮問会議で、中長期の財政試算を示した。黒字化を目指す2020年度でも、国と地方の基礎的財政収支は5.5兆円の赤字がなお残る。その前提も、名目GDP成長率3%、実質で2%と現時点でみると想像できないような高い数字。(以上、日経)。経済対策としてまたかの感じ。成長なくして何も考えられないとの姿勢。なぜ成長できないのかから冷静に見直してもらいたいと思う。

2016.8.2  長期金利の上昇
新発10年物国債利回りは3営業日で0.2%程度上昇。2日は-0.060% 
マイナスであることに変わりはないが異次元緩和とマイナス金利による新たな動きともとれる。

2016.8.2 食料自給率
農水省は2日、2015年度の食料自給率を発表した。
それによると、カロリーベースで39%、生産額ベースでは66%だった(日経)。

2016.7.29  日銀、追加緩和
日銀は29日の金融政策決定会合で、追加の金融緩和として、ETF(上場投資信託)の購入額を年間3.3兆円から6兆円に増額することを決めた。(時事通信)
株式市場は新たな追加緩和を期待していたようだが、緩和が小幅だったことから乱高下し、最終的には前日比+92円で引けた。ドル円相場は円高に推移している。日銀政策委員の原田泰氏は、著書『日本を救ったリフレ派経済学』日経出版で、かつての日銀を「日銀は通貨の番人ではなく銀行の番人」と揶揄したが、最近は「日銀は株価の番人」と思われているのではないか。地に着いた金融政策にして欲しいと思う。

2016.7.26 企業の年金債務
上場企業の年金債務が15年末で91兆円と過去最大に膨らんだ。一方、マイナス金利などで資金運用環境が悪化し、割引率(将来支払うべき額面金額の現在での評価金額)が低下し積立不足が26兆円となっている。企業は年金債務の負担増で財務の悪化が懸念される。
(直近の3642社有価証券報告書から日経が集計)。
仮に運用資産がすべてマイナス金利であれば将来支払うべき金額より現在積み立てるべき金額の方が大きくなることになる。低金利政策は投資を促す政策であるが一方で足を引っ張ることも出てくるということである。低金利政策の負の側面といえる。

2016.7.25  2016年上半期分、貿易統計(速報)
財務省から25日発表された16年上期分通関ベース貿易統計(速報)の概要。
輸出:34兆5183億円(前年同期比▲8.7%)、数量指数87.8(同▲2.3%)
輸入:32兆7041億円(同▲17.23%)、数量指数100.7(同▲1.1%)
差引:1兆8142億円。11半期(5年半)ぶり黒字
為替レート:16年上半期113.12円/ドル(前年同期比5.7%円高、前年同期119.96円/ドル)
原油安、円高で輸入減、貿易黒字化。問題は輸出の減少で2~3年レンジでみても減少していること。TPPを成長戦略という人がいるがこうした現実をみればほとんど期待できない。関税率の前に何を輸出するのかの方が問題である。自動車頼りの輸出からどう脱却するかも重要になる。
出典:財務省ホームページ「貿易統計」

2016.7.24 通貨安競争
中国成都でG20会議が23日開幕した。開幕に先立つ23日朝、麻生財務相・ルー米財務省長官が会談。ルー長官は改めて「競争的な通貨の切り下げは控えるべきだ」と述べた。春先から日米対立はなお深い(日経)。

2016.7.23 ポケモンGO
スマホ用ゲーム「ポケモンGO」の日本での配信が22日から始まった。
任天堂株は22日、1銘柄で東証1部全体の売買代金の約3割を占める異例の大商いを演じた。PER(株価収益率)は東証1部平均15倍に対して97倍に達した。ただし任天堂は運営会社への出資比率は32%に留まるため連結業績に与える影響は軽微としている。(以上日経)

2016.7.15   ヘリコプターマネー
最近、日銀が国債買い入れで財政資金を調達するのではないかとの憶測が飛び交うようになった。いわゆる「ヘリコプターマネー」。もし実施なら財政金融規律なしの異常事態に入る。それかどうか、このところ円安、株高が続き、長期金利は超低位ながら上昇に転じている。
7/15の日経平均株価は16500円内外、ドル円相場は1ドル106円台と英EU離脱前の水準。

2016.7.9  景気ウォッチャー調査
内閣府から8日、6月分景気ウォチャー調査(現状判断指数DI)結果が発表された。
合計では41.2と3か月連続低下した。海外経済の不安定を考えれば予想された動きではある。気になったのは有効求人倍率が1.36と高水準と報告されているものの雇用関連DIが42.7と前月比8.8ポイント低下していること。ロングレンジでみると、01年のITバブル、09年のリーマンショック時の急激な落ち込みを除けば50.0前後の推移で顕著な変化がなく、失われた20年と言われる時期からは脱出していない。第2次安倍政権以降でみると、消費増税前までが55内外にあったが、増税後の14年4月以降は50を超える時期もあったが15年中盤以降は低下傾向にあり12年末の水準に戻った。概ね株価とも連動している。
出典:内閣府ホームページ「景気ウォチャー調査」

2016.7.7 金融緩和の負の側面
7/7日経夕刊、日銀ウォッチに表題内容のコラムが載っていた。簡単に言えば、金融機関が国内に有効な投資先がないことから、外国債券投資に向かい、ドルの調達コストが上昇しているというもの。これだけなら円安に向かうはずだが、金融機関はリスクヘッジのため先物の円買い外貨売りを並行して行うため為替は動かず、ポートフォリオ・リバランス効果の負の側面が現れているとする。金融緩和は効果があった、反対にない、もししていなかったらもっとひどい状態のままだったというような水掛け論を超えて再点検すべき時期にきているということだろう。
ここで冷静に考えなければならないことがもう一つある。円高が円の通貨価値を上げているのなら正常な姿。しかしドルの調達コストが上がる一方で、円はいくらでも売買できるとすれば、いくら円高になろうとそれは通貨価値が上がっていることを意味しなく、短期的に交換しやすく便利な通貨という道具としての意味しかないことになる。

2016.7.6 円高進行
ドル円相場は英国のEU離脱決定後、一時99円台をつけ、その後小康状態を保っていたがまた円高に動き出してきた。7/6のドル円相場は100円台。英国の国民投票後の為替相場をみると、ポンドは円、ユーロ、ドルに対して5~7%下落、そのあおりを受けて円は全面高。人民元も基準値を引き下げたことで1人民元14円台と円高。

2016.7.5 日経平均株価推移
5日の東京株式市場は日経平均株価15,669.33円(前日比106.47円安)と7営業日ぶり反落した。ただ7営業日ぶりの反落とは言え、英EU離脱の国民投票後の6/24からの戻りは弱いものに終わっている。6/23の16,238.35円と6/24の14,952.02円との差▲1,286.33円を569.02円戻した(率にして55.8%)に過ぎない。一方NYダウは下げ幅も小さかったがすでに90%強戻していることと比べると極めて弱い。世界一のベアマーケット(bear market)になっている。日本株が外部環境に影響を受けやすいのは、外人投資家が売買の過半数を占めるということもあるが、日本企業の利益が為替に依存していて、自力での稼ぐ力を感じさせないということでもある(参考、下記)。
参考(日本株の特徴):日本の経済(No.9)2016.1.28記事
(アベノミクス以降の日経平均株価は円換算のNYダウ平均と連動している。

2016.7.4 日銀短観「企業の物価見通し」
日銀が4日発表した6月時点の企業の物価見通し。
1年後の消費者物価指数(CPI)+0.7%、3年後+1.1%、5年後+1.1%
同調査は2014年3月から3か月毎公表しているが、前回調査を毎回下回っている。
金融緩和に続くマイナス金利政策はむしろ不景気感を助長しているようにも思えてきた。
数値引用:日銀ホームページ「日銀短観、企業の物価見通し」

2016.7.1 有効求人倍率
厚労省から5月分「一般職業紹介状況」が発表された。
有効求人倍率1.36倍、新規求人倍率2.09倍
これだけみると結構な数字であるが、長期的にみると09年度を境にして有効求人数は増えているものの求職者数は減少している。求人倍率の上昇は、景気が良くなっているというより、求職者が減った分を求人数がわずかに上回っているという関係に過ぎない。求職側と求人側のミスマッチ、具体的には雇用条件が満足せず求職を断念する人、求人はあるが雇用条件に満足できない人が増えているということだろう。正社員有効求人倍率0.87倍と1.0以下であることがそのことを暗示している。失業率についても同じで労働人口が年約60万人減少している影響を無視できない。
数値引用:厚労省ホームページ「一般職業紹介状況」

2016.7.1 公的年金の運用成績
GPIFの2015年度運用成績は、参院選挙後の7月29日となっているが、ロイターによると、2015年度は年度を通じ5兆円程度の赤字となる見通しとのこと(ロイター)。
株価は上下するものではあるが株価がかなり高くなっていた局面で株式投資を意識的に増やした経緯もあり、運用の透明化と結果についての説明責任は伴う(GPIFは14年末に資産構成を見直し国内、海外の株式運用比率をいずれも12%→25%に引き上げ、合計50%にしている)。
(参考)
GPIF運用資産:約140兆円。運用成績:14年度+15.3兆円、15年度1Q+2.6兆円、2Q▲7.9兆円、3Q+4.7兆円、~3Q累計▲0.5兆円

2016.6.30 2015年国勢調査
総務省が29日発表した2015年国勢調査の抽出速報集計概要。
人口:1億2711万人(2010年1億2805万人、以下、カッコ内2010年値)
65歳以上の割合:26.7%(23.0%)、15歳未満の割合:12.7%(13.2%)
65歳以上で1人暮らしをする人の割合:16.8%
労働力人口:6075万人(6370万人、年平均59万人減、年率0.9%減)
労働人口の減少は、経済成長率、求人倍率にじわり影響しているはず。
将来に渡っての問題は、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合「生涯未婚率」の低さ。男性で22.8%、女性で13.4%。生涯未婚率の上昇は、将来を楽観できない人の割合ともとれる。
詳細:総務省ホームページ「国勢調査」

2016.6.28 クリントン氏、TPPにNO
クリントン氏は27日、オハイオ州の政治集会で演説し「TPPのような悪い貿易協定にノーということで米国の雇用と労働者を守る」と改めて述べた(産経)。TPPについては本ブログでも何度か触れてきた。中身が開示されていないので正確な議論ができないが、米国は”米国第一”への道筋がみえない協定はダメとしている以上、再交渉となればわが国取って不利な条件になるのだろうなということは容易に推察できる。わが国はかつて貿易によって経済成長してきたこともあって、自由貿易=成長ととらえる人は多い。政府もそうだ。しかし現在、先進国における”供給>需要”関係を考えれば、体力のある者が勝ち、ない者は負けるという簡単な図式しか想定されない。”供給>需要”下でも自由貿易は双方にとって有益であるとする理論はない。自由貿易のメリットをお互いに享受できるのは、市場が膨張的であること、お互いに競合しない産業、商品を持っていること、お互いに産業を特化することによりより生産性を高くできる見通しがあること、産業構造を生産性の高い分野に転換できる見通しがある場合などに限られる。この例外的メリットを享受できる可能性があるのは世界を渡り歩ける巨大多国籍企業だけである。国の戦略と企業の戦略は必ずしも一致しないのである。自由貿易を論ずる場合、もっとも重要になるのは、国民所得(雇用と賃金)にどう影響するかである。もしTPPが再交渉となるのであれば冷静に考えてみる必要がある。

2016.6.24 ドル円相場、瞬間99円台
英国国民投票のEU離脱優勢を受け、ドル円相場は一瞬99円台。午後101円台。
日経平均、後場は前日比▲1,000円前後で始まった。
わが国の金融緩和政策の限界を見越されて為替相場は大きく動きそうだ。

2016.6.23 ドル過大評価
IMFは22日、米国の年次審査後の声明で「ドルの実効為替レートは10~20%過大評価されている」と指摘した(日経)。新興国からの資本流出などによりドルに投資マネーが集まり、実力以上のドル高になっていると認めた。基軸通貨なるが故の問題。とはいえ円安を志向する日本の金融政策に対してはジャブを入れたといえる。特に日本の円売り介入は一段と難しくなった。
by bonjinan | 2016-06-23 17:35 | 政治・経済

ポンピドゥー・センター傑作展@東京都美術館

「ポンピドゥー・センター傑作展」(2016.6.11~9.22)東京都美術館に入った。1900年代初頭から70年代まで、1年ごとに1作家の1作品を展示している。フランス20世紀美術をタイムラインに沿って堪能できる。1年1作家1品、選者の努力が伺える。それとこの美術展の良さは、巨匠の言葉が作品に添えられていること。作者はどのような思いで描いたかなど、作者自ら作品の前に立ち解説してくれているような気分にさせてくれる。モダンアートを身近に感じさせてくれる美術展であった。
以下、メモ。
①マルク・シャガール(1887-1985)
展示作品「ワイングラスを掲げる二人の肖像」(1917~18)
言葉「私を空想的だと言わないでください。その反対で、私はレアリスト。私は大地を愛しています」。展示作品の背景にはしっかり故郷の町が描かれている。
②パブロ・ピカソ(1881-1973)
展示作品「ミューズ」(1935年)
言葉「私は、他の人たちが自伝を書くように絵を描いているのです」
展示作品からは悩めるピカソの自画像のようにも思えた。
③アンリ・マティス(1869-1954) 
展示作品「大きな赤い室内」(1948年)
言葉「私は色彩を通じて感じます。だから私の絵はこれからも色彩によって組織されるでしょう」
展示作品からは、色彩なくしてマティスなし、マティスなくしてこの色彩なしと思えた。

参考:東京都美術館ホームページ
by bonjinan | 2016-06-23 11:32 | 文化・歴史

ビワ

  季節の果物、ビワ(枇杷)が実ってきました。
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  ビワ:バラ科ビワ属(英名:Loquat)

(ビワにまつわる話)
果物のビワの名前の由来
植物のビワは、楽器のビワができる前からあるはずですが、形が楽器のビワに似ているのでビワと呼ばれるようになったといわれている。ところが不思議なことに、果物は枇杷と書き、楽器は琵琶と書く。中国、2世紀頃の語源について書かれた辞書『釈名(しゃくみょう)』には、楽器のびわは演奏法(枇:前にひく、杷:後ろにひく)に由来し、枇杷とされたと書かれているという。楽器のびわはもともとは枇杷と表記されていたということだ。その後、3~4世紀頃になり、植物の枇杷がたくさん栽培されるようになり、植物の枇杷は木偏なのでそのままとし、楽器の琵琶は琴の一種ということで今の表記に区分けされるようになったという。(語源辞典)
話変わって琵琶湖のこと。
琵琶湖が琵琶湖と呼ばれるようになったのは、その形が楽器の琵琶に似ていると認識されるようになってからのはず。江戸時代とは言われているものの時期は定かでない。万葉の時代には、都から近くにある淡海(あふみ)として近江の海、あるいは近江の湖(あふみのうみ)と書いた。「近江の海 夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのに古(いにしへ)思ほゆ」(柿本人麻呂、万葉集)と詠っている。
文学、絵画から。
枇杷は花は目立たないせいか、文学、絵画ともあまり登場してこないようだ。果実の方もなぜか少ないように思う。万葉集に「ちちの実の父の命(みこと)・・・」(読人しらず)があり、ちちは犬枇杷のこと、よって万葉集にも出ていると言われているが、犬枇杷だとしても枇杷とは異なる科、外観なので素直にそうだと思えない。古今和歌集・454には「いささめに 時待つまにぞ 日は経ぬる 心ばせをば 人に見えつつ」(紀乳母)がある。植物の「ささ、まつ、びわ、ばしょう」を入れ込んだ名歌と言われている。そう言われればそのように思えるが枇杷を直接詠い込んではいない。絵画では、山口蓬春の写実画『びわ』(1956)を思い出すが、ほかの画家を含めて枇杷を描いた大作があるのかどうか分からない。
最後に、果物、枇杷の生産量
1位長崎県846t、2位千葉県541t、3位愛媛県312t、全国3,240t
by bonjinan | 2016-06-22 21:27 | 季節の花

コンロンカ

  デパートの屋上庭園に「コンロンカ」が咲いていました。
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  コンロンカ(崑崙花):アカネ科 通称:ハンカチの花
  苞葉が白く、ハンカチノキ(オオギリ科)と似ている。
  コンロンカはハンカチノキに対してハンカチの花と呼ばれる。
  違いは、コンロンカが熱帯性低木、花は筒状で散形花序であるのに対して、
  ハンカチノキは20m位にもなる高木落葉樹、花はハナミズキのような頭状花序。
  但しハンカチノキの方が本当にハンカチをつるしたようにみえる。
  @高島屋二子玉川店
by bonjinan | 2016-06-21 11:34 | 季節の花

百合の花

  初夏を代表する花の一つ百合の花が見ごろ。
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  ユリ:ユリ科

 (百合の花あれこれ)
 百合は昔から日本にある草花で万葉集にも11首残されています。その中から一つ。
 「灯火の 光りに見ゆる さ百合花 ゆりも逢はむと 思ひそめてき」内蔵縄麻呂
 ゆり:後での意。思ひそむ:思い初むで心に思いを抱き始めるの意。
 万葉集では、さ百合、姫百合、草深百合など趣深く表現されている。
 美人の例えとして「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があるが出典不詳。
 もともとは生薬としての効能を表現したものとの説もあるがこれも詳細不明。
 確かに芍薬の根は血の巡りを良くする生薬、牡丹の根の皮は血行を良くし熱を冷ます
 生薬、百合の鱗茎は消炎作用の生薬として漢方薬で使われている。
 こうして昔から知られた花ではあるが平安、鎌倉時代の文学にはほとんど書かれていない。
 再認識されたのは江戸時代。貝原益軒『花譜』(1694年)では「百種に及ぶ」と記した。 
 日本画では、酒井抱一「夏秋草図屏風」1821年、東京国立博物館蔵に描かれている。
 ただ百合は輪郭がはっきりした個性ある花なので目立ち過ぎ夏草の後ろに描かれている。
 西洋では白百合は聖母マリア様の純潔、貞操、威厳を象徴する花として添えられる。
 特に受胎告知の場面で描かれる。
 バルトメロ・エステバン・ムリーリョ「無原罪の御宿り」1660-65年、プラド美術館蔵 
 レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」1452-1519年、ウフィツィ美術館蔵など
 なお死に際しては棕櫚(しゅろ)の葉が描かれる。
 アンドレア・マンテーニャ「聖母マリアの他界」1462年頃、プラド美術館蔵
 タッデォ・バルトロ「聖母の死のお告げ」1491年、シェナ、国立絵画館蔵
 文学では、フランスの作家バルザック『谷間の百合』1836年刊、が有名。
 谷間の美しさのメタファーとしてタイトルになっている。
 百合はフランスの国花でもある。
 最後に、日々の生活に関連して、
 ユリの花粉は茶色で着物に付くと脂分があるので擦ると染み込んでしまう。
 乾いてから払うか、粘着テープなどでそっと取るのが良いという。
 
by bonjinan | 2016-06-21 10:27 | 季節の花

ヤマモモ

  ヤマモモ(山桃)が熟してきました。
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  ヤマモモ:ヤマモモ科(英名:red bayberry)
  雌雄異株。雌花雄花とも花は目立たないが実は目立つ。庭木としても良い。
  実は一気に熟すのではなく、次から次と熟しては地面に落ちる。
  「やまももの落つる音無し五月雨」(伝芭蕉作)
  食べると甘酸っぱい。初夏の味といったところ。
  実の形はイチゴノキ(ツツジ科)とよく似ているがイチゴノキは秋に花、実をつける。
  ラズベリー(バラ科キイチゴ属)はつぶつぶが大きく、イチゴのような実である。
by bonjinan | 2016-06-20 20:06 | 季節の花

紫陽花

  今年も紫陽花(アジサイ)の季節になってきました。
  真っ青な紫陽花、純白の紫陽花、・・・。
  今年も楽しもうと思います。
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  紫陽花といえば、まず真っ青な紫陽花。
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  純白の紫陽花もまた魅力あり。
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  少女の口紅を思わせる紅色の紫陽花。これもまたシンプルで良い。

参考:紫陽花(あじさい)あれこれ
「あぢさゐの 八重咲くごとく 弥つ代にを いませ我が背子 見つつ偲ばむ」 
橘諸兄(万葉集巻20)
「言(こと)問わぬ木すらあぢさゐ諸弟(もろと)らが 練りのむらとに詐(あざむか)れけり」
大伴家持(同巻4) 
万葉集にでてくる紫陽花はこの2首だけ。前者は穏やかな日々が続くようにと願った歌の素材としてでてくるが、後者では今でも例えられるように「移り気」の素材となっている。梅雨のころに目を覚ますように美しく咲く花ながら万葉集以降ほとんど文学作品に登場してこない。移り気の印象が嫌がられたからであろう。
ところでなぜ花色が変わるのだろうか。理由は二つあるとされる。一つは土壌の酸、アルカリ度の変化、もう一つは色素の分解(老化)にある。もう少し詳しく言うと、アジサイの青や赤を発色する色素アントシアニンの性質にある。土壌が酸性だと土壌の中のアルミニウムがアルミニウムイオンとなり吸収され色素と反応し青色に、土壌がアルカリだとアルミニウムイオンが吸収されないため赤色のままとなることが知られている。すなわち花の色素とアルミニウムイオンの反応が関係しているということのようだ。そのため酸性土の多い日本では青色、アルカリ土の多い西洋では赤となると言われる。ちなみにもとから白色系のアジサイは色素がないので土壌の酸度、アルカリ度には影響されない。(参考:田中修『都会の花と木』中公新書ほか)
by bonjinan | 2016-06-09 10:35 | 季節の花

ジャカランダ

  ミニ観葉植物がひょろひょろ伸び今年初めて花が咲きました。
  多分、ジャカランダ(Jacaranda)。
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  ジャカランダ、読み方によってはハカランダ:ノウゼンカズラ科
  別名:紫雲木、キリモドキ(桐擬き)
  もともとは常緑樹のようですが冬には葉が落ち春にまた葉がでてきます。
  こんなことを何年か繰り返しようやく花が咲いたものです。

  (参考)
   スペイン、コルドバで撮ったハカランダ @2014.6
   爽やかに咲いていたことを思い出します。
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by bonjinan | 2016-06-09 10:15 | 季節の花

政治ニュースから

気になる政治ニュースを題材に書いていこうと思います。新規順。

2016.9.21 富山市議会議員の不正受給
今回の件をみると全国で同じようなことが行われているように思えてならない。そうではないかも知れないがそう思わせる。選挙し再スタートすれば良いというものではなく。その前に、こうした問題を起こさないために、富山市議会は政務活動費の使途限定、減額、定期監査など改善策を全国に向けて範を示すべきだ。本件については領収書偽造など当たり前のように行われており、実質的な公金横領であり刑事告発があってもおかしくないと思われる。そうでなければ公職にある者ほど法の適用が甘いという不公平が当たり前のこととなり、こうしたことが繰り返されることになる。

2016.9.20  豊洲移転、説明受けず決済
建物下に盛り土をしないことに関し当時の中央卸売市場長が「はっきり確認しないまま押印した私に責任がある」と謝罪した(毎日新聞Webニュース)。管理者は気がかりなことは二重三重に確認するのが仕事。部下から周りから説明がなければ知らないで済ませるのだとしたら異常な体質だ。またこれをチェックできない議会も問題だ。東京都にはガバナンスがないということになる。

2016.9.14 築地市場の豊洲移転問題、富山市議の政務費不正請求問題
盛り土すべきところ盛り土なし、地下空間の水たまり、挙句の果てに談合疑惑まで。東京都の公共工事のいい加減さを見せつけられている。加えて石原元知事からはだまされていたとの発言。富山市においては一部市議会議員による政務活動費の不正請求(詐欺同然の私文書偽造)問題。首長、議会、役所の各部局それぞれがやりたいようにやっている。また自分たちが過ごし易いようにやっている。これではまともな公共政策が行われるはずがない。そろぞれの部門で、なぜここまで上に立つ者の責任感、公正性、倫理観が失われてしまったのか。豊洲移転の問題では行政当事者の責任は重いが、それを承認した議会にも問題がある。高額報酬と多額の政務調査費を使いながらなぜ都民を代表して発生費用の増大、安全性など確認する動きがなかったのか。これも不思議だ。先日テレビを見ていたら某都議がこうした問題が起こるのは縦割り行政にあると得意になってコメントしていた。こんなことが理由としていつまでも発言されること自体が問題で、はっきり言えばこの都議も含めて関係者に責任感がないからである。言われたことしかしない、疑念はあっても面倒になることには首を突っ込みたくない、余計なことは言わないが当たり前になっているからである。まずは政策決定に至る過程の透明性と誰がどのような観点から政策を最終決定したのか徹底的情報公開をして貰いたい。公共政策は政策決定のエビデンスが即座に開示されるべきもの。民主主義の原点である。

2016.9.9 北朝鮮5回目の核実験
北朝鮮は5回目の核実験を実施(日本の気象庁によれば、M5.3、震源の深さ0Km)。

2016.9.2 豊洲への移転延期
東京都の小池知事は築地市場の豊洲移転を延期すると正式表明した。確か東京五輪の標語はコンパクトであったと思う。場所だけコンパクト、費用は無制限ではなかったはずで、この辺ははっきりしてもらいたい。人、物、金、いろいろ制約のある中で知恵を出し合う。最近、日本からそんな努力が消えてしまった。ただ金を使って景気を良くする、またそれが震災復興ではだめで、持続的成長につながるネタがそこから生まれてこなければ単なるお祭りで世界に向けての意義あるメッセージもないことになる。少なくともこれまでの経緯をみると関係者の考えに考え抜いた知恵が感じられない。

2016.9.2 民進党代表選告示
蓮舫、前原、玉木の3氏が立候補した。代表戦においては、政策の基本スタンスをハッキリすべきことは当然だが、自民党と何が同じで何が違うのか、それも現実に直面している問題、例えば、アベノミクスも4年目に入っているが顕著な成果が出ていないことに対して、どう考えるのか、どうすべきか、対米対中関係についても同じである。一般国民にもわかるように言えるのかどうか、説得力のある意見を期待したい。将来を見据えつつも現実の課題を解決する提案力がより重要になる。もう一つ重大な問題点がある。民進党は誰に寄り添う政党なのかということ、日々の政治活動からそれすら見えてこない。こうした問題を乗り越えなければ、ダメな首相が続いただけに党首を変えてもなかなか党勢拡大は難しいだろう。ただ健全な二大政党は歓迎であり検討を祈りたい。

2016.8.8 天皇陛下、生前退位を示唆
天皇陛下は8日、ビデオメッセージで生前退位を示唆された。
憲法第一章第一条「天皇は、日本国民の象徴であり日本国民の統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」とある。天皇は象徴天皇の姿を真剣に考えられ、困難に直面した国民にはいち早く寄り添い勇気づけられ、戦争犠牲者には国民を代表して鎮魂の旅に出られ平和の尊さを訴え続けられてきた。日本国民統合の象徴としての役割りを充分に果たされ、誰からも敬愛される天皇になられている。憲法第一章第五条には「皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。」とある。しかし摂政を置けるということを安易に運用すれば、誰でも良いということになり、状況によっては象徴天皇という言葉がかたちだけという意味合いに変質していく危険性もはらんでいる。生前退位も同様に問題をはらんでいる。余人をもって代えがたいだけに考えさせられる。

2016.8.1 都知事選
都知事選は小池百合子氏(64)が291万票で当選した。

2016.7.16   トルコでクーデターか → クデターは失敗
イスタンブールで15日夜、トルコ軍の一部によるクーデターとみられる動きがあり、国際空港やボスポラス大橋が軍によって閉鎖されている。クーデターが成功したかについては定かでない。同国は1960年、80年に軍事クーデターがあったが1989年以降、文民出身の大統領が就任し、政治の文民化が定着していた。→16日、トルコ軍の参謀総長代行は「クーデターは失敗した」と宣言した。
参考:BBC news "Turkish army group stages coup attempt"
coup=仏語 coup d'etat

2016.7.14  英メイ首相が就任
英キャメロン首相の後継としてテリーザ・メイ内相(59)が13日、エリザベス女王から首相に任命された。外相には離脱派を率いたジョンソン氏、新設のEU離脱相にも離脱派のデービス下院議員を起用した。国民投票の結果を尊重しての布陣のようだ。

2016.7.12  南シナ海領有権問題
南シナ海を巡り、フィリピンが申し立てた国際的な仲裁裁判で、裁判所は中国が主張する南シナ海のほぼ全域にわたる管轄権について、「中国が歴史的な権利を主張する法的な根拠はない」と判断し、中国の主張を認めなかった。仲裁裁判では原則として上訴することはできず、今回の判断が最終的な結論となる。中国政府は今回の結審について、紙くずに等しいとして無視している。
引用:NHK news web

2016.7.11 参院選結果
参院選は与党が過半数を超え2/3に迫る議席を獲得した。アベノミクスの経済政策についての国民の判断は是の判断だった。憲法改正については与党からは争点とされなかったが改正を必要とする政党、無所属議員を加えると2/3超となった。安倍政権は少なくとも経済政策についてフリーハンドを得た。ただこれまでの政策の延長とは言っても道は険しい。憲法改正については時間をかけて議論しなければ英国の国民投票のようなことになる。YES/NO議論でなく、なぜ必要なのかから始め深い議論をして欲しいと思う。

2016.7.9  参院選
参院選公示(6/22)から早くも明日は投票日になってしまった。何が争点だったのか、アベノミクス是か非かと言いながら深い議論がないままに過ぎたような気がする。英国民投票ではYES/NOだけの二項対立的議論は加熱したが、それがために深掘りした議論がなかったために予期せぬ結果になった。わが国においても、近年、YES/NOだけが先行し、それぞれのメリット、デメリットが議論されないまま選挙されている。政治家も複雑であるはずの問題をよくよく観察せず勉強していないために深入りしようともしない。党の方針をただ語る金太郎飴政治家が増殖しているように思う。党首討論、公開討論など絶対的に不足しているのではないか。またメディアも調査不足をいいことに中立を装い公約の深堀り番組をほとんど組まず、座席予測、勝ち負けの結果報道に終始している。熟議、熟慮なき選挙は形だけの民主主義に堕落し思わぬ結果を引き起こすのではないか。

2016.7.6 小池氏都知事選単独立候補表明、増田氏は?
自民党の小池百合子氏が都知事選に立候補を表明した。会見で議会の冒頭解散、利権追及、舛添問題の第三者委員会設置を主張した。冒頭解散については知事に解散権がないことから実質的には不可能としても、都民が漠然と思っている議員活動、政策決定の不透明性を争点にしたいようだ。政界の風見鶏とも言われる彼女らしい指摘と決断の速さといえる。一方、自民党は参院選後、候補を決定するとしているが有力候補の増田寛也氏が出馬の意向ならそれで決定すればよさそうなものだが。ただこの場合、増田氏はベストセラー書『地方消滅』副題「東京一極集中が招く人口急減」(中央公論)の編著者。立候補する場合、本書の主張は都政とどう関係してくるのかクリアーにすべきだろう。

2016.7.5 オーストリア大統領選
5/22の決選投票では「緑の党」前党首のベレン氏が1%未満の僅差で極右政党のホーファー氏を破ったが、開票方法に問題があったとして、同国の憲法裁判所は7/1、決選投票のやり直しの判断を下した。結果、同国大統領選決選投票は10月初めにとなる模様(ロイター)。同国は経済も安定していることから南欧的な動きとは違うが、自分たちのことは自分たちでという「アイデンティティーの政治」への願望の現れとも評せられている(日経)。EUの混乱はここでも続きそうだ。なお同国のEU加盟は1995年と遅い参加であった。

2016.7.4 BBC世論調査
BBCが1日発表した世論調査によると、再びEU離脱についての国民投票があっても大半の有権者は態度を変えないと答えたことがわかった。調査会社MORIが18歳から75歳までの英国人1077人を対象にインターネットで実施した結果で、仮に再び国民投票があった場合に前回と同じ側に投じると答えた人92%、異なる側と答えた人4%だった。このうち前回、離脱に投じた人で、次回も変えない人90%、残留に投票し直す人は5%だった(日経)。いずれにせよこの程度の差では、再国民投票などしても国家を分断するだけ。前にも進めず後ろにも下れず。よく言われるように、キャメロンは国の行く末を国民と対話せず、安易に国民投票にゆだねた結果といえる。

2016.6.30 EU首脳会合
同会合は英なきEUの下での結束を確認した。基本条約は改正せずとした(日経)。秩序維持という名の体制維持強化と多様な国民の意見をどうバランスさせ進化していくのか、永遠の政治課題だ。

2016.6.27 スペイン総選挙、英国内の混乱
英国民投票後初となるスペイン総選挙は、反EUを掲げる急進左派ポデモスの議席数は選挙前同様71議席にとどまった。EU離脱のドミノ倒しが進むかとも言われたがひとまず沈静化しそうである。但し与党国民党の議席は過半数に達せず同国の政治的混乱は続きそうである。
次に国民投票後の英国のこと。英国内ではEU離脱判断に後悔しているというような意見が多数あることが報道されている(brexit→bregret、これを日本では大後悔時代と表現もするメディアもある)。一方、EU側はこの議論を長引かせればドミノ倒しが起こる可能性があるため、離婚手続きを早く進めたいとしている。英国は孤立するのか、あるいは現状維持に戻るのだとしても、長い目でみたとき、問題を内在化させるだけかも知れず、ますますこの先が分からなくなってきた。

2016.6.25 英EU離脱(BREXIT)の影響
英のEU離脱の影響の論が過熱してきた。EU離脱後の姿がはっきりしてくるのは、英国から欧州理事会への離脱申請から始まり、2年先である。英国、EU双方にとって、統治、経済両面で影響が大きいことから大きく方向が変わる可能性もある。ここではどんな視点からウォッチしていけば良いのか考えてみた。結論からすれば現時点でははっきりしたことは何も言えないが、短期的には金融市場の変動、長期的は政治体制。もしかするとこれが歴史の大きな転換点になるかも知れない。もう少し細かく考えてみる。まず政治関連。さし当り問題が起こるのは、英国内の混乱、スコットランドの独立運動再燃。長期的にはそれからつながる新たな経済ブロック形成(英連邦圏をベースとした経済圏、NAFTAとの連携強化、スコットランドの独立とEU残留)、一方EUについては、ドイツ指導の中央集権化が鮮明に認識されれば解体に向かう可能性があるが、逆に見直され強化される可能性もあり、英国が孤立することもありうる。米大統領選との関連で考えると、世界的に、格差の問題、グローバリズム VS 地域主義 VS 国家主義/ナショナリズム、中央集権・権威主義 VS 国民主権・住民自治が考える軸になるだろう。次に経済関連、冒頭に述べた通り予測し難いがもっとも影響が大きいのは金融の混乱。株価変動、為替の乱高下などマネーの動きが激しくなるのは間違いない。わが国は異次元の金融緩和、マイナス金利など考えられることをやりつくしており、世界的なマネーの動きに翻弄され打つ手なしに可能性もある。もっとも懸念されるところだ。中長期的には企業における欧州での拠点再編成問題。最後にGDPへの影響、OECD調査によれば18年で、英国▲1.35ポイント、欧州▲1.16~0.99、BRICSほか▲0.63、米国▲0.24。日本は民間予測で▲0.1~▲1.11と幅がある(日経)。現時点では決定的なことは何も言えない。
(補足1)
EUの歴史をたどれば、大戦後の大陸ヨーロッパの恒久的平和を願っての政治思想から始まり、1952年のECSC発足、58年のEEC発足、67年のEC発足(仏、西独、伊、ベネルクス3国)、(89年冷戦終結・ベルリンの壁崩壊、91年ソ連崩壊)、93年のEU発足、04年の拡大EUによる東欧諸国加盟とEU確立には約70年の積み重ねがある。英国が加盟したのは73年の拡大ECによってであった。英国の加盟が遅れた理由としては、米ソの世界支配に強く反発していたドゴール(任1959-69)が米国と密接に繋がっている英国のEEC加盟を拒否していたこと、一方、英国も経済状態が悪化しているにも関わらず「光栄ある孤立」を自認していたことがあげられる。EC加盟後も85年のシェンゲン協定、98年の単一通貨ユーロ導入に参加していないことをみると、栄光の歴史の上に立った国家主権を守りつつ大陸との経済交流のメリットを享受するとの立ち位置であった。英国民投票の結果だけみると国家主権をより重視したもので、これまでの立ち位置を再確認したものといえる。あらゆる分野で進展するグローバル化、一方で強い動きともなっていた地域連携、統合がどのような形で変質するのか、あるいはグローバル化以前の姿に回帰しようとする動きなのか今の段階では分からない。
(補足2)
英国とEU28との貿易。英国とEU28の関係をみると輸出額の47.4%に対して輸入額の52.8%で733.5億ポンド(約11.6兆円)の貿易赤字。ドイツに対しては281.3億ポンド(約4.4兆円)の貿易赤字、フランスとの関係でも53.1億ポンド(約8千億円)の貿易赤字。(2014年,JETORO調査)貿易に関する離脱交渉では英国に有利に働くかも知れない。
(豆知識)
ヨーロッパの言葉の由来:諸説あるが、ギリシャ神話の女性、エウロペからきているとされる。
民主主義の歴史:民主主義の発祥地はまぎれもなく西洋文明の発祥地でもあるギリシャ。近代民主主義は18世紀に起きた市民によるフランス革命から。議会制民主主義は貴族に限定されてはいたが13世紀のマグナ=カルタから。EUの盟主・ドイツにおいては20世紀初頭に当時最も民主的といわれたヴァイマル憲法を制定したが根付かず、民主的手続きを逆手にとってヒトラーが台頭した。現在のEUの統治機構から民主主義をみると、EU市民が欧州議会議員を選ぶという意味では民主的だが市民からみて余りに遠い存在のようであり、行政機関である欧州委員会はさらに雲の上の機関となることを考えれば、中央集権的、官僚的にならざるをえない。EUの盟主となっているドイツも元々どちらかといえば社会主義的民主主義を好むこともあり、南欧諸国の考える市民が主役という民主主義と遊離していくようだと混乱するかも知れない。
EUの起源:19世紀にポーランドの政治家・シコルスキー、東京生まれのオーストリア人政治家・カレルギーによる欧州統一、汎ヨーロッパ主義が提唱されたが、現EUへの具体的動きはフランスの働きかけでできた欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)からであった。ドイツ人は日本人に似て、決めたことはとやかく言わず守り、現実の課題に冒頭するが、大きな変化をとらえることには疎いと言われている。今大きな問題となっている難民流入問題は、1年間に数十万人も流入してくることが問題なのであり、一般論としての移民受け入れが是か非の問題を超えていることにある。EUの基本理念であるシェンゲン協定をどう維持するのか、あるいは変えていくのか、大きな思想上の岐路にあるといえる。

2016.6.24 BBC離脱決定を速報@12:46
BBCは24日日本時間午後、「英国は離脱に投票した」と速報した。
最終的に離脱が確定し、また離脱多数のイングランドと残留多数のスコットランドで離脱、残留に大きな票差があるようだと、スコットランドの独立問題が再燃する可能性がある。
(最終結果)
離脱:1,741万票(51.9%)、残留:1,614万票(48.1%)
地域別、離脱:残留比率:イングランド53.4:46.6、スコットランド38.0:62.0
ウエールズ52.5:47.5、北アイルランド44.2:55.8

2016.6.24 英国民投票、EU Referendum
EU離脱 leave か残留 remain を問う国民投票が今、開票中。
BBCによると、両者の差は僅差だが、やや離脱票が多い。
地域別傾向では英国北部スコットランドが残留支持、南部スコットランド、ウエールズが離脱支持。
開票が進んでもこの傾向が続けば離脱ということになる。
参考:BBC news home page

2016.6.23 参院選公示
第24回参院選が22日公示された。改選数121(選挙区73、比例代表48)に対して立候補者数389(選挙区225、比例164)。争点は、アベノミクスの再点検、改憲とされている。政治家から言葉の重みがなくなっているなかで、どうしたら望ましい政治家を選び出すのか、有権者の責任が大きい。街頭では「皆さまの力強いご支援をお願いします」というような演説が飛び交っていた。本当に理解して貰って支援して貰いたいのは有権者のはず。ある候補は得意になって自己の経歴を語っていた。選挙は立候補者の自己実現、キャリアアップのためではない。何をしたいかを語る前に、社会、あるいは皆の役に立つために、どのような考えをもっているのか、何をしてきたかを語るべきである。だが現実は先に述べたような矛盾に満ちた演説のなかからでも立候補者の本音を判断していくしかないのだ。
(参考となる言葉)
内村鑑三「公の仕事に着手したからには、私事は少しも顧みてはいけません。「自分の家を投げ出してはじめて、千軒の家を救うことができる」。尊徳はみずからに言い聞かせていました。」
若松英輔解説「しかし、尊徳は違っていました。自分のやりたいことではなく、人々に求められていることに全身全霊を注ぎます。」
出典:NHKテレビテキスト100分でde名著「若松英輔解説、内村鑑三著『代表的日本人』」

2016.6.21 18歳から選挙権、学校教育
今回の参院選から選挙権が18歳以上に引き下げられた。新たに240万人(全体の約2%)が選挙権を得る。高齢者人口が多く、高齢者ほど投票率が高いことから、シルバー民主主義と揶揄される。政治家も、海外と違って国内の対立が少ないこともあって、甘い言葉だけの政策を述べるに留まっている。一歩深掘りさげれば言うは易く行うは難しく、しかもこちら立てればあちら立たずの矛盾に満ちた言葉の羅列なのだ。本当はそこから深く考え議論することがスタートなのだが、それをしないから何も進まづ、いつまでもうっとおしい政治が続く。若い人には自分たちの将来に影響することとして、自分の頭で考え投票し状況を変えて欲しいと思う。そのためには学校でも教育の一環として、意見交換してもらいたいと思う。その場合、教育となるとすぐ、政治は中立でなければならないというような意見がまかり通って、あるいはどこからともなく圧力が加わって抑え込まれてしまう。筆者は、あくまで生徒の自主的運営により、問題は何で、私ならこうしたいと、自分の意見を述べる機会にしてもらいたいと思っている。いろんな意見があることを知ること自体、政治の勉強になるのだ。

2016.6.17 選挙における立候補者、有権者の問題
舛添都知事辞任劇は何が問題で何を正さねば不明瞭なまま終わり、焦点は次期候補に移ってきた。なぜ2代続いて任期中辞任が続くのか考えてみると、候補者を擁立する政党、団体が、客観的によくよく吟味しないまま、勝つためとして著名人を擁立すること、有権者は、表面的な政策に隠された立候補者の素顔が分からないまま投票せざるを得ないことからきている。公示から投票までの期間が短いのかも知れない。これからも同じことが繰り返されそうである。次に、ここ何代か、メディアを通して有名になった知事を選んでいる。政策が何よりも重要だが、そもそもの問題の発端がここにありそうである。メディアを通して知名度があがる人の特徴を考えてみよう。まず言えることはメディアに呼ばれる人はメディアが期待する発言を要領よく言ってくれる人に限られるということである。それが映像を通して何回もでてくると、我々視聴者は、つくられた人物像であるにも関わらず、映し出される表情からいつの間にか内面まで理解したような気分になってしまう。メディアに出る人が悪い、著名人が悪いということではないが、我われ視聴者は虚像を見せられ踊らされていることを知るべきだ。では実像はどうだったのか。筆者の独断と偏見でみると、「努力家、向上心、行動力、目立ちたがり屋、自己中心的、独善的」(生い立ちから時系列順)である。前段までは良いのだがいつしか後段の、もともと持っている内面的特性が顕著になってくる。また嫌なことを忠告してくれる真の友人がいないのではないかとも思われる。政治家は、企業人と違って、言動、実績を通して選ばれる人物ではなく、その時の人気、発言力で選ばれるので、自信をもつと独善的になる傾向が強い。政治家に限らず、個人の価値観、人間性は、なかなか知ることができないが、最後は「他人には優しく、自分には厳しい人」かどうかである。話はまったく変わるが、度重なる交代もお金は掛かるが良いことだと思う。民主主義を維持するためのガス抜きになっているからだ。
参考:2012.10.29ブログ記事「聞き手責任」

2016.6.15 舛添知事、辞職の意向
都議会での不信任決議が確実になった見込みから、舛添知事はその前に辞職願を提出する見込み。大事なことはザル法といわれる政治資金規正法の改正である。政治家は皆同じだと思われている中で、議会から経費処理の内規改定、法改正の動きが出ないとすれば議会も同罪である。それができないようだと、私的なことまで政治資金で処理できるほど政治資金があり、そのことには触れたくないということにほかならない。

2016.6.14 都議会、都知事不信任案提出の方向
都知事不信任案が議決された場合、都議会解散、都知事辞職、その両方の選択肢となる。どの選択肢をとるにせよ、これだけ甘い政治資金規正法をどうするのかの議論が乏しい。舛添氏の公私混同、選民意識は論ずるに値しないが、それを許している甘い政治資金規正法を徹底的に見直すべきである。そもそも政治家が「法律には抵触していない」と平気で言うこと自体おかしいとみるべきだ。

2016.6.13 舛添都知事集中審議
今回は全国放送されていることもあって、舛添都知事はもとより質問者の追及力も問われた。しかし約半分は予想される答えを想定してその先を問う質問ができなかった。議員の事前調査不足、力量不足を感じさせるものであった。舛添知事の法律違反、倫理観はもちろんのこと、議員の質も問われることになったのではないか。

2016.6.7 政治の堕落
経済とは直接関係ないが、舛添氏、甘利氏の問題と政治家の不信な行動が続く。そこで決まってでてくる言葉が「違法性はない」である。リーダーに求められるのは法律ぎりぎりで行動することではなくより「高い倫理観」での行動ではなかったのか。消費増税に関係しても、リーダーの言葉に重みがないことを知らされた。選挙さえ通れば好き勝手。改めて政治家には誠実な言動による信用回復を望みたいというしかない。舛添氏の進退問題については、後継問題のほか、今選挙をすると東京オリンピック(2020.7.24~8.9)直前に選挙をすることになるため、議会与党ともども極力引きずり、ほとぼりが冷めたら自然消滅、最悪でも選挙は9月まで引き延ばしたいとの事情のようだ。政治家の世界には、そもそも自浄作用という言葉、「民信なくば立たず」(論語)の言葉はないようだ。政治への信認低下は政策への信認低下であり、政治・経済の不安定要素として付きまとうだろう。
by bonjinan | 2016-06-07 19:05 | 政治・経済

タチアオイ

  散歩道の立葵(タチアオイ)が咲きだしてきました。
  別名、梅雨葵、梅雨入りもそろそろか。
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  タチアオイ:アオイ科 
  おおむね梅雨のころに、下の節から咲き始める。別名:ツユアオイ
  英名:hollyhock はJリーグ、水戸ホーリーホックにも採用されている。
  葵と名の付く植物のこと。
  二葉葵(ウマノスズクサ科):上賀茂神社、下鴨神社の神紋。別名:賀茂葵
  三葉葵:徳川家の家紋で二葉葵を原型とした架空の植物
  但し三葉葵の図案も一つではなく、徳川家、水戸徳川家、尾張徳川家、会津松平家
  で葉脈の数が違うなど微妙に異なっている。
  立葵と似た花のこと。
  芙蓉(フヨウ)、槿(ムクゲ)、ハイビスカスも同じアオイ科ですが木本植物。
  立葵は草本植物。名前の通り、まっすぐ上に伸びるのが特徴。
by bonjinan | 2016-06-03 11:06 | 季節の花