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ヒメイチゴの木

   今ごろドウダンツツジの花が咲くのかなと思ったら「ヒメイチゴ」でした。
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   ヒメイチゴノキ:ツツジ科 別名:ストローベリーツリー
   開花時期:11月、実のなる時期:12月。時期により花と実が楽しめるという。
   花の形はドウダンツツジとまったく同じつぼ型。花色も白色。
   ドウダンツツジは今ごろ真っ赤に紅葉しているがヒメイチゴの木は常緑樹。 
   イチゴの木もヒメイチゴの木もドウダンツツジと同じくツツジ科。
   なおイチゴも木イチゴもバラ科。こちらは実の表面は大きなデコボコになっている。
   木が先に付けばバラ科、木が後に付けばツツジ科。ややこしい。
by bonjinan | 2015-11-26 09:11 | 季節の花

モネ展@東京都美術館

「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」(東京都美術館、9/19-12/13)に行ってきました。浮世絵など日本文化に大きく影響されたモネの絵には自然美への憧憬という点において日本人と相通じるものを感じるからだろう、展覧会の終盤ということもあってたくさんの方が行っていました。
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今回のモネ展はパリ・マルモッタン・モネ美術館が所蔵するクロード・モネ(1840-1926)が亡くなるまで手元に残した作品、約90点の展覧会。モネ自身が愛し自身の進化を確認したかった絵ともいえる。印象主義の名前の由来となった≪印象、日の出≫1873年、は≪ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅≫1877年、に入れ替えになっていたが、朝の港、機関車という違いはあるものの時々刻々と変る変化(光の変化、蒸気という見えていたものが一瞬に消えてしまう変化)、その場の空気感を描こうとしていることではまったく同じである。旅先で描いた≪オランダのチューリップ畑≫1886年、では降り注ぐ光、水の流れ煌めき、チューリップを揺らす風などを感じる。印象派の特徴といわれる色彩分割、分割筆触によって光のゆらぎ、振動を感じるからであろう。モネはジヴェルニーの庭に作った池の睡蓮を200枚以上も描いているが≪睡蓮≫1903年、では睡蓮というより水面に映る枝垂れ柳(あるいはポプラ)を興味津々に描いている。自然を深く観察しようという姿が感じ取れる。白内障を患っていた晩年の大作≪睡蓮≫1917-19年、100×300cm、これだけをみると抽象画そのものですが常識や権威に束縛されずに自由に描こうとする精神、迫力が伝わってくる。先日、画家・千住博氏の講演を聴く機会があった。千住氏は「芸術とは自己表現ではない。どのような世界に生きているのか、そしてどのような世界を指向しているのかの世界表現だ。徹底した観察を通しての普遍性、リアリテイを持ち合せているか、独創的なメッセージが含まれているかによって作品の質が決まる」というようなことを仰っていた。この論に従いモネの絵から伝わってくるたメセージを考えてみると、機械化=近代化への問いかけであり、自然をもっともっと愛せよ、そして一番大切にすべきは平和、自由であると思えた。
参考:東京都美術館ホームページ


補足:印象派の色彩を考える材料
[歴史]
ロジェ・ド・ピール(1635-1709)『絵画の諸原理』:素描に対して色彩を重視。
色彩論争(仏1670年代から1690年初頭:ローマ・フィレンツェの素描派とヴェネツィア・フランドル派の色彩派の論争
物理学者・アイザック・ニュートン(1642-1727)の光のスペクトラム分析:光は7色からなる。
作家・科学者・ゲーテ(1749-1832):『色彩論』、眼がどう認識するかに注目。眼は調和を求めている。三原色と補色。色相環。そのた順応、対比、残像。
物理学者・トマス・ヤング(1773-1829):三原色:赤・青・黄を三原色として発表。一方でヤングは光の干渉現象から光の波動説を唱えたことでも知られる。
化学者・シュヴルール(1786-1889):『色彩の同時的コントラストについて』並置された二つの色彩を同時にみるとき、実際のそれぞれの色彩そのままとは異なってみえる。
物理学者・ヤング・ヘルムホルツ(1821-1894):色覚は赤・青・緑の三色で認識。
色三角形を描いた。三色説は別名、ヤング・ヘルムホルツ説とも呼ばれる。ちなみに古代日本の色を表す言葉は「あか」と「あお」2色であった。あかは本々明るいの意味で、あおは黒と白の中間の色を表す言葉だった。
画家・アルバート・マンセル(1858-1918):色の三属性(色相、明度、彩度)を色立体で表した。
[技術論]
減法混色:色材を混ぜるほど黒くなる。すなわち光の吸収量が大きくなり反射量が減る。
加法混色:光の三原色をあてると白くなる。
並置加法混色、視覚混合:色の三原色の点、或いは細い線をみれば眼が混色し白く明るく認識する。
点描画法、色彩分割、分割筆触:色材は混ぜると暗くなる。混ぜなければ明るく見える。
(典型例)スーラ『グランド・ジャネット島の日曜日の午後』(1884-1886年)
補色:補色の関係にある色材を混ぜると灰色になる。対比させれば鮮やかにみえる。
同化、対比:色彩対比を小さくしての近似調和、大きくしての対比調和。
(典型例)モネ≪印象、日の出≫(1873年)、太陽の光がまだ弱い朝の雰囲気を近似調和で表現。
進出色と後退色:色彩の遠近法
(典型例)ゴッホ『夜のカフェテラス』(1888年)
参考:布施英利『色彩がわかれば絵画がわかる』光文社新書(2013.12)ほか
by bonjinan | 2015-11-24 08:24 | 文化・歴史

皇帝ダリア

   皇帝ダリアが見ごろ。
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   皇帝ダリア:キク科ダリア属  別名:木立ダリア
   名前は、学名:Dahlia imperials、英名:Tree dahlia を直訳したものらしい。
   ダリアは一日の日照時間が短くなってから花芽を形成するので花が咲くのも晩秋となる。
   こうした植物を短日植物といい、キク、コスモスなど秋咲きの植物が多い。
   ちなみに日照時間が長くなってから花芽を形成するのは長日植物。
   アブラナなど春咲きに植物に多い。
   一日の日照時間には影響されず成長に応じて花芽をつけるのが中性植物。
   ニチニチソウ、ゼラニュウムなど四季咲き、二季咲きの植物に多い。

 
by bonjinan | 2015-11-18 13:56 | 季節の花

富士山麓の紅葉

  山梨県側の紅葉名所、紅葉台(南都留郡鳴沢村)を訪ねた。
  北側の眼下に広がる広大な青木ヶ原樹海、南にそびえる霊峰・富士の眺めは絶景。
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  ナラ、モミジなどの西日に映えた紅葉の先に広がる青木ケ原樹海
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  来たときはすっかり雲に隠れていた富士山でしたが願いが通じたのか帰り際に姿を
  現した富士山。
   
by bonjinan | 2015-11-13 10:10 | 旅、散歩

本栖湖から望む富士山

  富士山の絶景ポイントの一つ本栖湖から望む富士山です。
  雲に隠れていたいた富士山が見えだしたので本栖湖へ。
  しかし到着した時はもう日が沈み何とか撮れた写真。静かな富士山でした。
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  本栖湖から望む富士山
  天気が良く風がなく明るいうちならば1000円札の裏側に描かれているような逆さ富士が
  みられるはずですが、そうした条件が揃うのはまれだという。

   
by bonjinan | 2015-11-13 09:05 | 旅、散歩

赤毛の刷毛のような花

  秋も深まり咲く花も少なくなってきただけに花が咲いていると目立ちます。
  散歩道の花壇に「カリアンドラ」と思われる赤毛の刷毛のような花が咲いていました。
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  カリアンドラ:マメ科 原産地:カルフォルニア、テキサスなど  
  属名の「ベニゴウカン」、合歓の木に似て赤い花なので「ヒネム(緋合歓)」とも言う。
  英名ではレッド・パウダーパフ(red powderpuff)。
  花色はブラシノキ(フトモモ科)と似ている。どちらも特徴のある花。
   
by bonjinan | 2015-11-06 11:29 | 季節の花

琳派展&曜変天目茶碗@静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館(世田谷区岡本)でリニューアルオープン展「宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界、金銀の系譜」が開かれています(2015.10.31~12.23)。これまで観てこなかった琳派の絵を楽しむことができました。以下、代表作を振り返ってみたいと思います。
①俵屋宗達≪源氏物語関屋・澪標図屏風≫(国宝、六曲一双、紙本金地着色、江戸17世紀)
右隻は『源氏物語』16帖「関屋」、源氏が栄達のお礼参りに石山寺に参詣した際、逢坂の関で空蝉と偶然に出会う場面、左隻は同14帖「澪標」で住吉明神にお礼参りした際、明石の君の乗る舟と出会う場面。特徴は右隻、左隻とも主役を描がいていないこと。物語をより詩情性豊かなものにしている。右隻、左隻で山と海、直線と曲線など対比的な表現をしていること。特に左隻の曲線を描く白い砂浜は印象的。大和絵の古典的画題でありながら伝統の枠にとらわれない自由な精神が感じられる。今回の公開は3年の修復を経ての公開。修復過程も説明されている。なお修復過程で右隻第6扇下に紅葉した葉が舞い落ちている様子が描かれていることも判明、修復後の絵では隠れていた部分も観ることができる。
②伝尾形光琳≪鶴鹿図屏風≫(二曲一双、紙本金地着色、江戸18世紀)
右隻に桜と鹿を描き春の風景、左隻に紅葉と鶴で秋の風景を描く。金地に柔らかな曲線で描くさまは華麗であり、①と並び京琳派の雅さを代表するような絵である。
③酒井抱一≪波図屏風≫(六曲一双、紙本銀地墨着色、江戸19世紀)
師と仰いだ尾形光琳の≪波濤図屏風≫(二曲一隻、金地、現メトロポリタン美術館蔵)に着想を得て描いたとされる。葛飾北斎≪富嶽三十六景・神奈川沖浪裏≫(江戸19世紀)に描かれたような大波ではなく、夜の月明かりに照らされた海なのであろう。どこか静かな感じさえする。しかしゆるやかではあるが六曲一双の大画面でみる波には力強さがある。じっと眺めていたくなる絵である。実は今回の展示会を観るに当たり最も気になっていた作品であった。銀地ならば時間が経てば酸化して黒ずんで墨絵が分からなくなってしまうはず。このことは抱一も承知していた上で描いたはずと。でも実際に観てみると銀色に輝いてはいないまでもむしろ落ち着いた雰囲気を醸し出しているではないか。描かれた時と同じではないかと思えてきた。学芸員さんによると銀箔の上に何かコーティングされているのではないかとのことだった。そうかも知れない。
ほか④尾形光琳≪立葵図≫(紙本墨画淡彩)、⑤酒井抱一≪絵手鑑≫(抱一が幅広く画風を学んでいた頃の画帖)⑥鈴木其一≪月下三美人図≫、宗達が率いる絵屋「俵屋」の商標的印章「伊年」印が押された≪四季草花図屏風≫などが印象に残る。
(注)本ブログタイトル「琳派展」は公式タイトルではありません。

補足:建窯≪曜変天目茶碗(稲葉天目)≫(国宝、南宋12~13世紀)のこと
漆黒の茶碗の内側に星のような斑紋が散らばり光の当たり具合によって虹色に輝く不思議な茶碗。世界で3点しかないと言われる器の一つ。改めて見てみると斑紋は全体として藍色だが光により不思議な光彩を放つ。解説パネルに「構造色」と書かれていた。構造色は玉虫や孔雀の羽の輝きと同じく、色素ではなく光の波長レベル(紫:約380~赤:780nm)の微細構造がもたらす光の干渉で生じる色。ただどのような微細構造が隠されているのかまったく分からない。世界中で破片も発見されておらず誰も分解調査しているわけではないので、本当のことは分からない。偶然にできたものなのか、意図して造られたものなのか不思議な茶碗である。

参考1:静嘉堂文庫美術館ホームページ、上記展示会リーフレット
参考2:2015.9.8ブログ記事「琳派400年記念展」
by bonjinan | 2015-11-06 10:17 | 文化・歴史