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<   2011年 06月 ( 13 )   > この月の画像一覧

東洋のヴェネツィア・蘇州の旅 sanpo

東洋のヴェネツィアと称される水の都、蘇州(中国江蘇省)を訪ねた。
運河が網の目のように張り巡らされ、市内には世界遺産に指定されている四大庭園や
寺院、塔が点在する。古来より「上有天堂、下有蘇杭(天に極楽、地に蘇州、杭州あり」
と詠われるだけあって風光明媚。見どころいっぱいの江南の古都である。

<運河と橋>
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 虎丘付近の運河
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 寒山寺付近の橋
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 山塘街の夜景。清代に栄えた商業の街。レトロな風情が楽しめる。


<拙政園>
世界遺産に指定されている四大庭園(拙政園、留園、滄浪亭、獅子林)の一つ拙政園
(せっせいえん)を訪ねた。
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 北寺塔を借景とした蓮池。
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 池に囲まれた四阿。
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 蓮池と島の四阿を臨む遠香堂
 とても涼しげ、お堂の名前のごとく、遠くから蓮の香りがほのかに漂ってきそうです。
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 すべての建物と歩道が池に面して配置されています。
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        渡り廊下から望む蓮池も美しい。
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 江南の風情をたっぷり味わえる庭園です。


<寒山寺>
 蘇州には寺院と塔が点在します。その一つ代表的な観光スポット寒山寺を訪ねた。
 寺の名前は唐代の僧・寒山に由来する。
 寒山は拾得とともに脱俗的な風采の僧として格好の画題となっている。
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 本堂前
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 五重塔。お賽銭を屋根に載せるとご利益があるとか。沢山載っています。
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 唐の詩人・張継の詠んだ「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」の歌碑。
 「月落烏啼霜満天 江楓漁火対愁眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘声到客船」
  

<虎丘>
 紀元前、春秋時代の呉王・闔閭(こうりょ)の陵墓。
 BC514年に闔閭が城を築いたのが蘇州のはじまりとされる。
 緑に覆われた閑静な園内には虎丘剣池など40以上の名所がある。
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 雲岩寺塔:北宋の961年に建てられた中国最古のレンガ造りの塔。8角7層。
 地盤沈下で傾きイタリア、ピサの斜塔のよう。
 小高い丘に建てられており蘇州のランドマークタワーとなっている。


 
by bonjinan | 2011-06-30 09:19 | 旅、散歩

中国江南の水郷、千灯古鎮観光 sanpo

中国江南の水郷、千灯古鎮(江蘇州昆山市)を訪ねた。
2500年の歴史を有する古鎮ながら最近整備されてきた観光スポット。
美しい詩歌を唄うような昆劇(昆曲)の発祥地、明清代の思想家、顧炎武の故郷
(脚注)としても知られ観光好きの中国人がたくさん訪れるようになってきたという。
超有名な水郷古鎮、朱家角、周荘と比べると穴場的スポット。
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 上海市と蘇州市のほぼ中間、千灯古鎮。
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 橋の上から眺める水郷の風景。
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 迷路のような古鎮の通り。通りのあちこちで歴史的展示が見られます。
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 余氏質屋跡。清代には中国一の質屋だったという。
 建物もほぼそのまま残されているが夕方で暗く写真は断念。庭園のみ。
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 延福寺。日本で言う七堂伽藍を有する大きな仏教寺院です。
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 泰峰塔。千灯古鎮のランドマークタワー。木造建築。
 503年に建造され、何度か修理されて今日に至っているとあり。 
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 顧園。のんびりできる中国庭園。

補足
顧炎武:明末期の思想家。中国の有名な故事成語「天下興亡、匹夫有責」を残した。
意味は、政治に関わっていなくても、国家の栄枯盛衰には国民一人ひとりに責任が
あるというもの。清が江南の地に攻めてきたため地域住民を鼓舞し詠った。
by bonjinan | 2011-06-28 17:13 | 旅、散歩

読書、アメリカ意外史

杉田米行『知っておきたいアメリカ意外史』集英社新書を取り上げます。
私たちが常識として知っている歴史の意外な側面を紹介してくれる面白い本だ。
ここでは大恐慌を克服したのはニューディール政策だったのか?を取り上げてみたい。ご存知、ニューディール政策はルーズベルト大統領(1933-1945)の採った政策で、全国産業復興法、農業調整法、全国労働関係法(ワグナー法)、TVA(テネシー峡谷開発公社)設立など、政府が金融、生産、物価などに積極的に関与していく諸政策であった。問題は果たしてニューディール政策によって大恐慌を克服できたのか?だ。
前フーバー大統領の時代には自由放任経済であったから180度異なる政府関与の諸政策ではあったが必ずしも成功していない。大統領終盤の戦時経済体制下での巨額の財政支出が結果的に不況脱出をもたらしたと述べる。それは納得なのだが、これら国内優先主義が世界のブロック経済化を招きブロック経済の矛盾が第二次世界大戦につながりこの世界大戦が不況脱出につながったと考えると何と評したら良いのか。国際強調という側面からみると何かと疑問があるのだがはっきり言えるのはルーズベルトはアメリカ史上唯一4選された大統領であり国民から絶大な支持を得ていたこと、政策は国民にも理解できる分かり易く創造的な政策だったことだ。彼が掲げた政策は、救済、復興、改革であった。今の日本にあてはめても何ら違和感のないスローガンではある。
by bonjinan | 2011-06-23 10:35 | 読書

スパコン、性能ランキング世界1奪還

世界のスパコン性能ランキング(2011年上半期)で理研、富士通共同開発のスパコン"京"が7年ぶり
世界1位の座を奪還した。"京"は1秒間に8,162兆回計算する。なお名前の京は10の16乗を表す単位。最近、何かにつけ世界1の声が聞かれなく寂しかったが久ぶり良いニュースだ。スパコンに限らずどの分野でも大目標なくしてエネルギーの結集はできない。技術分野では利益の維持ないし極大化に走ったと同時に知らず知らず衰退路線に入ってしまうものだ。しかしより大きな問題は欧米に比べてスパコンを利用する裾野が広がっていないことだ。以前、ある有名大学の先生が利用者が限られているのだからムダだというような発言をしたが世界の先端分野での開発競争を無視した発言だ。開発の短期化、低コスト化をもっと真剣に考えなければならないのだ。
参考:TOP500 SUPER COMPUTER SITES
by bonjinan | 2011-06-20 22:34 | 企業・起業

読書、集落の教え

3.11から100日になる。津波により壊滅的被害を受けた東北地方の太平洋沿岸部、特に三陸海岸沿いの町や村はこれからどんな姿に変貌していくのだろうか。
仕事場は海辺、住まいは高台にと我々は考える。防災面から考えると確かにそうだが何かしっくりこない。自然の中に職住空間が埋め込まれた風景が原風景として脳裏に焼き付いていて新しい風景が想像できないからだ。どう変貌するにしてもそこから新しい活力が生まれてこなければ新しい町づくりが成功したとは言えなくなる。想像力逞しくして復興に臨んでもらいたい。

原広司『集落の教え100』彰国社(1998)より
「集落は、さまざまなかたちで、場所がもっている力を活用して成立している」
「集落は、自然の潜在力を可視化する作業の結果の現れであると考えられる」
「場所に潜んでいる自然の力を最大限に誘起せよ。その平衡状態が集落の姿であり社会の秩序である。」
本書は建築家の原が世界の集落を調査し100の教えとしてまとめられたもの。
集落の風景は自然の力を引き出す風景であることを知る。
by bonjinan | 2011-06-19 14:37 | 読書

松島海岸と瑞巌寺ほかを巡る旅 sanpo

仙台から足を延ばして松島海岸、伊達家ゆかりの瑞巌寺、円通院を巡ってきました。
地震津波の被害を被りながらも地元の皆さんが懸命に復旧されたことにより何不自由なく、むしろ大満足の旅をさせて貰いました。賑やかな松島に早く戻って欲しいと思います。

   <松島の風景>
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    観瀾亭から眺めた松島湾。島めぐりの遊覧船も出ています。
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    松島のシンボル五大堂(瑞巌寺の仏堂)

   <瑞巌寺>
  828年に開創された古刹。伊達正宗(1567-1636)が大伽藍を完成させ大禅刹に。
  伊達家の菩提寺。現在、本堂は修理中(平成21~28年3月)。
  通常は非公開の庫裏、大書院、豪華絢爛な陽徳院御霊屋を拝観することができます。
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    杉木立の参道
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    境内と国宝の庫裏(本来は本堂にあるご本尊ほかが公開されています)

   <円通院>
  瑞巌寺に隣接した寺院。伊達正宗公嫡孫伊達光宗公(1627-1645年)の菩提寺。
  建造物も見事ですが趣きの異なる幾つかある庭園も見事。
  支倉常長ゆかりのバラの庭もあり「バラ寺」とも呼ばれている。
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    静かな佇まいの山門。
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    本堂「大悲亭」:二代藩主忠宗が19歳で夭逝した次男・光宗(円通院)を悼み
    光宗君の江戸納涼の亭を解体移築したものという。茅葺屋根の瀟洒な姿が庭園
    となじんでいる。
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    遠州の庭:大悲亭の前庭。江戸屋敷にあった小堀遠州作の庭を移設したという。
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    三慧殿:二代藩主忠宗公が光宗君を悼み建立した霊屋。境内奥にあり。
    厨子には支倉常長が西洋から持ち帰った様々な文様が描かれており洋バラも。
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    三慧殿禅林瞑想の庭:杉、モミジの木立を苔が覆う。別名「コケ寺」とも言われる。
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    石庭:白砂で松島湾を模し石は松島湾に実在する七福神の島を模しているという。
    石庭を取り囲む木々の緑が眩しい。
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    バラの庭:慶長遣欧使節団を率いた支倉常長(1571-1622)の偉業を顕彰し作庭さ
    れた庭。常長は日本で最初に西洋のバラを持ち込んだと言われる。
    西洋と日本の文化が融合した空間になっている。別名「バラ寺」とも呼ばれる。

参考:松島観光協会公式HP 瑞巌寺公式HP円通院公式HP
by bonjinan | 2011-06-16 08:31 | 旅、散歩

レアメタルとレアアース

先日、慶応大学市民講座で阪大名誉教授、足立吟也先生の「レアメタルとレアアース」と題する講演を拝聴させていただいた。多少は知っているつもりだが良くは理解していないレアメタルとレアアースについて整理してみた。
●レアメタル
ベースメタル(鉄、アルミニウム、銅、鉛、亜鉛)を除く金属群の総称で総じて希少な金属のこと。内シリコンなどは大量に存在するが高純度のものはレアメタル。学術用語ではなくいわゆる業界用語。レアアース(希土類)はもちろんレアメタル。
●レアアース
レアアースはレアメタルと違い周期律表で第3族第4周期から第6周期までの元素と明確に定義されている。最初の発見者が土類に属するが稀なので希土類と命名したことに由来する。確かに土のように大量に存在するが単独精製分離することが難しい。わが国は世界の約40%を消費しているが、高純度鉱石は中国に偏在しており、最近、入手難。用途は超強力永久磁石→強力かつ小型なモーター→電気自動車、風力発電機、MRI部品、化学合成の触媒など、わが国の産業の競争優位を維持する武器になっている。
●俵万智『サラダ日記(朝のネクタイ)』と希土類元素
「東北の博物館に刻まれし父の名前を見届けに行く ひところは「世界で一番強かった」父の磁石がうずくまる棚 月曜日の朝のネクタイ選びおる磁性材料研究所長 希土類元素(レアアース)とともに息して来し父はモジリアーニの女を愛す 「また恋の歌を作っているのか」とおもしろそうに心配そうに ・・・」。俵万智さんの父君は知る人ぞ知る磁性材料研究者の俵好夫氏。20世紀初頭に世界一の強磁石KS鋼を開発した本多、その弟子増本からつながる磁性材料研究者。1974年、世界一の強度のサマリウム・コバルト磁石を開発している。その後、佐川氏がネオジウム・鉄・ボロン磁石を開発し世界一の座を譲っている。サマリウム、ネオジウムとも希土類元素である。両元素とも電子構造に特徴があり不対電子が強力な磁性をもたらしている。なお足立先生が日本希土類学会長だった時代に俵万智さんに日本希土類学会名誉会員の称号が授与されている。
参考:俵万智『サラダ日記』河出書房新社(1987.5)
by bonjinan | 2011-06-13 19:27 | 文化・歴史

新しい単語、エクセルギー

最近、エクセルギー(exergy)なる単語をみるようになった。
エクセルギーとは1956年にスロヴェニアの工学者によって提唱された造語。
エネルギーは熱のあるところには熱エネルギーがあり、また拡大すると質量あるものには必ずエネルギーは存在するからありとあらゆるところにエネルギーは存在する。我々はエネルギーに満ち溢れた世界にいる。問題は利用できるエネルギーかどうかということになる。この使えるエネルギー、価値あるエネルギーのことをエクセルギーと呼ぶ。
例えばガソリン車を考えてみると、化石燃料のエクセルギーを100とすると利用しているエネルギーは10未満。90強は環境に熱エネルギーとして拡散している。照明として使う白熱灯で考えてみると、発電過程で約50、送電等で約5、電燈ではそのほとんどを利用できない熱エネルギーとして拡散している。こうしてみてくると、エネルギー源をいかに無駄なく使うことが重要かが分かる。良く省エネという言葉が使われるが正しい表現ではない。先の例では、化石エネルギーが再利用できない熱エネルギー、光エネルギーなどにかたちを変えたのだがその総和は不変であり、エネルギーが減ったわけではない。利用できるエネルギーがなくなったのだ。即ちエクセルギーがなくなったのだ。省エネは省エクセルギーというのが正しい言い方となる。なお社会全体でみるとエネルギー資源の約80%が何も利用されずに捨てられているという。私たちは大いなる無駄遣いをしているのだ。
以上、エクセルギーの利用について書いたが、次にエクセルギー源について考えてみる。温度差のあるところ、落差があることに伴う水の流れはすべてエクセルギーとなる。大気と地中、水の温度差などを利用すればそのまま冷暖房として利用できる。こまめに利用し化石エネルギー代替としたいものだ。
参考:牛山泉・山地憲治編著『エネルギー工学』オーム社(2010.2)
by bonjinan | 2011-06-12 17:39 | 豆知識

東日本大震災から3カ月

東日本大震災の発生から昨日で3カ月になった。
死亡15,401人、行方不明8,146人、避難者91,523人(9日現在)、瓦礫の整理20%内外(但し取りあえ
ずの移動程度)時間だけが過ぎていく。復旧、復興をハード面、生活再建面から考えてみた。
ハード面ではM9.0級の地震、10m級の津波に耐える町づくりとなるが費用と日々の生活環境を考えると
どこかで折り合いをつけざるをえなくなる。安全確保上の優先順位、緊急非難方法を柱に再建を考えざるを
えないと思う。何はともあれ先ずは瓦礫の分類整理から着実に進めることだ。
一番難しいのは生活再建だ。震災前の失われた10/20年間の経済問題が目の前の問題として凝縮し解
決を迫っている感がする。要約すれば農業、漁業の再建、企業の再建による雇用の回復と創出だ。特に
1次産業については震災を契機に再生したいわけで生産と加工の基地にできないかなどである。経済特区
構想もあり更に詰めて欲しい。ただこれらを考える上で極めて大きな不確定要素がある。放射能汚染問
題だ。原発事故はいまも安定的収束過程には入っていなく放射能が拡散し続けているからだ。町は再建し
たが住めないとか、農業、漁業の再建を急いだものの風評で売れないという事態も考えられる。福島県に
限らず東日本太平洋岸全域にわたる。放射能の地表濃度、河川濃度、海中濃度の分布、及び時系列推移
を丁寧に調べ公開して貰うことが復旧、復興の前提になる。動揺を抑えるための情報制御は国民を疑心暗
鬼にさせかえって復旧、復興を遅らせることになることに政府は留意すべきだ。
by bonjinan | 2011-06-12 09:36 | 政治・経済

花菖蒲@明治神宮御苑(2011)

梅雨の合間をぬって明治神宮御苑の菖蒲田へ。
丹精込めて育てられた花菖蒲が咲きだしています。
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 深い緑に囲まれた森の小径を進むとゆるやかな曲線を描く菖蒲田。
 雨上がりとあって空気は清浄、また静か。
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 御苑の花菖蒲は自然種に近い江戸系で約150種、1,500株が植えられている
 という。これからどんどん花数が増えてくるでしょう。
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 チリアヤメ:これも花菖蒲と同じくアヤメ科。隔雲亭の庭に咲いています。
 特徴は3花弁、1日花。3花弁の花は珍しい。ほかムラサキツユクサくらいか。
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 睡蓮:南池の睡蓮が養生されています。2,3年するとまた池を埋め尽くすように
 広がってくることでしょう。楽しみです。

参考:明治神宮ホームページ
追記:2012年6月13日の明治神宮外苑花菖蒲田2013年6月9日の菖蒲田

 
by bonjinan | 2011-06-09 09:41 | 旅、散歩