信州、小諸城址懐古園を何十年かぶり訪ねた。
真田、徳川の戦い上田合戦では徳川の本陣が置かれた城。
最近ではむしろ島崎藤村の詩で広く知られるロマンあふれる古城だ。
桜が咲き始めた信州の中にあって浅間おろしの冷たい風が吹き下ろすためか開花は未だ。
懐古園のシンボル三の門
小諸の町からは南に下る感じで入門する。
小諸城は城下町より低いことで穴城と言われる。
右手の野面石積みの石垣は二の丸跡
上田合戦(第1次1585年、第2次1600年)では徳川の本陣が置かれた。
第2次では徳川秀忠が上田の真田父子に阻まれ二十数日間逗留した。
関ケ原の合戦に間に合わなかったことで知られる。
城址から望む千曲川
園内には『千曲川旅情のうた』詩碑がある。
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず ・・・」
雑木の芽吹きもまだの今の風景にぴったりに思えた。