犬山城(愛知県犬山市)に行ってきました。

犬山城天守
丘の上に築かれた平山城。現存する天守の中で日本最古。国宝5天守の一つ。
犬山城の始まりは織田信長の叔父である織田信康が1537年に築城したと伝わる。
その後、城主はめまぐるしく入れ替わった。小牧・長久手の戦い(1584年)では秀吉が大軍
を率いてこの城に入り、小牧山に陣を敷いた家康と戦った。
江戸時代になり1617年からは、尾張藩付家老、成瀬正成が城主になり幕末まで成瀬家が
代々城主を受け継いだ。

天守から望む木曽川
眼下に流れる木曽川の向こ側(北側)は美濃国(現岐阜県)で中山道の鵜沼宿があった。
犬山は尾張国の北端に位置し交通の要衝であった。なお対岸の山は伊木山、両岸を結ぶ
長い橋は通称ライン大橋で濃尾用水の可動堰を兼ねる。

天守から望む城内とかつての城下町である犬山市街

城下町の中心をなす本町通り。
かつては犬山城大手門から名古屋に通じる主要街道だった。今も昔ながらの町屋、改造した
みやげ屋さんやカフェが並ぶ。名古屋から名鉄特急で約25分、若い人が多い。
のんびりした気分が味わえるからだろう。

本町通りの「旧磯部家住宅」
江戸時代には「柏屋」の屋号で呉服商を営んでいた。今は内部が公開されている。

本町通り「どんでん館」の山車
犬山では毎年4月の第1土日に針綱神社の祭礼、犬山祭が開催される。
犬山祭は江戸時代初期から続くお祭りで、13輌の山車が巡行する。
展示されている山車は13輌の山車(犬山では「やま」と呼ぶ)のうちの4輌。
昼はからくり人形、夜には365個の提灯で覆う夜山車(よやま)に衣替えする。
館の名前「どんでん」は山車が街の曲がり角で豪壮に方向転換する様のことだと言う。
参考:
犬山市観光協会ホームページ