秋の徳川園に行ってきました。
徳川園は尾張徳川家第2代藩主・光友の隠居所を起源とする池泉回遊式庭園。
秋の一日を「徳川美術館」と併せ楽しんできました。

黒門。明治33年に造られた尾張徳川家正門。
門を入ると左に徳川園、正面に徳川美術館、蓬左文庫。

庭園の中心となる龍仙湖
湖の向こう側に見えるのが西湖堤。中国の文化人が愛した杭州の景勝地・西湖の堤防を
縮景したもので、東京の小石川後楽園、広島の縮景園などの大名庭園でも見られる。
その向こう側の森は湖とは一変して山里、深山幽谷の庭園となる。

月見の飾りを乗せた和船。
当日は中秋の名月。夜には庭園がライトアップされ観月会が行われる。
湖には舟小屋のある渡し場がある。

庭園の東側、深山幽谷の山道に趣を添える大曽根の瀧。
紅葉の頃にはまた見事な景観になるのではないでしょうか。

山道を下ってくるとばっと目に入ってきたのが彼岸花
「山路来て なにやらゆかし すみれ草(→彼岸花)」(芭蕉)の感。
なお山道、山里にはヤブラン、タマスダレ、スイフヨウなども咲いていました。
参考:
徳川園ホームページ
補足:徳川美術館のこと
尾張徳川家が所有してきた歴史的名品の数々を鑑賞できます。
しかしそればかりでなく、名古屋城二の丸御殿にあった茶室、広間の飾り、能舞台が再現
されています(撮影禁止)。それは豪華の一言。公開されている名古屋城本丸御殿と併せ
てみるのが良いのではないでしょうか。詳細は
徳川美術館ホームページで。