夏から秋へ。今の時期は花の端境期。目立つ花が少ない。
そんな時期に咲き続けているのが酔芙蓉。公園で元気に咲いていました。

スイフヨウ(酔芙蓉):アオイ科フヨウ属 フヨウの園芸品種
フヨウ、ムクゲと同じく1日花(但し蕾が次から次と開くので花期が長い)。
酔芙蓉は、朝に白く咲き、午後になるとピンク色に、夕方には赤色になり萎んでしまう。
名前も花の色の変化が酒に酔って顔を赤らめていく様子に例えられて付けられている。
ただこれは典型的な変化で気候によっては次の日位は咲く。
写真は朝10時半頃撮ったものです。
白い花は今朝咲いた花なので元気。ピンク色、赤色の花は前日開いた花だろう元気がない。
特に赤色の花は完全に萎んでしまう寸前のよう。
補足
写真の例では、白い花、ピンクの花、萎んだ赤い花が混在しています。
まず花の色なぜ変化するのだろうか。
日本植物生理学会ホームページの植物Q&Aによると
「色の変化はアントシアニン(色素)の生合成が進むため。温度が25℃以上だと進みます
が低温だとあまり合成されないことが分かっています」とのこと。
色の混在も、気温が低いために上記変化が緩やかであることとと、花の寿命も翌日まで持
ち越したためと理解しました。