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2016年、ノーベル賞

2016.10.3 ノーベル医学・生理学賞に大隅良典氏
2016年ノーベル医学・生理学賞に大隅良典(71)、東工大栄誉教授に単独授与された。受賞理由は、オートファジー(Autophagy、日本語では自食作用)と呼ばれる、細胞が持っている細胞内の不要になったタンパク質などを分解するメカニズムを解明したことによる。タンパク質は合成されるのと同じだけ分解されており、体内でバランスがとれているという。オートファジー機能の異常は、神経疾患やがんを引き起こすと考えれており、その治療法の開発が期待されている。大隅先生の話を聞いていると、自分自身の興味を持ったこと、他人のやっていないことに集中した結果のようだ。凡人は脚光を浴びている流行に乗りたがり、そして流れに埋没し、やがて流行は去り忘れ去られる。昨年受賞した大村先生も大隅先生と同じような研究姿勢であった。大隅先生の受賞を機会に若い人には生き方として改めて考えてもらいたいと思う。
気になるのはノーベル賞受賞がこれからも続くかということ。近年の状況をみるとかなり難しくなってきていると言われている。①大学でも企業でも流行りのテーマ、それも商品化を強く意識したテーマに集中するようになり、結果として基礎研究からはどんどん離れてきていること、②中等教育が受験のための教育となっており、知らないことを知る喜びを知らないまま過ごすつまらない期間になっていること、③4月一斉入社(先進国では日本だけ)の習慣が続いているために、大学に入ってしばらくすると就活、基礎をしっかり学ばないまま、学部生活を送っていること、有名大学生ほど大学入学時点で人生の頂点を迎えているのではないか、等々。気になる症状が散見される。話はそれるが、雇用の流動性と職業の高度化は時代の要請。これには教育制度改革(別途所見)も必要とするが、まず企業の通年採用から手を付けるのが良い。同一時期大量採用がその後の使い捨てにつながり、職の不安定化を招き、社会全体では生産性を低下させていることになる。企業も一人ひとり丁寧に面接し、納得のいく採用をすることがその後の生産性を高めることにつながるだろう。
参考:http://www.nobelprize.org

by bonjinan | 2016-10-03 18:58 | 文化・歴史