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散歩、九段坂界隈

 東京は坂の多い町である。何年かぶりで通称・九段坂を歩いた。
 坂の上は靖国通りと内堀通りの交差点・九段坂上、坂の下が目白通りとの交差点・九段下。
 九段の地名も、江戸城に勤務する役人の屋敷が坂に沿って九段あったことに由来する。
 関東大震災前は今よりもっと勾配が急で、荷車の後押しで生計をたてる押屋がいたという。
 近辺には、靖国神社のみならず、歴史を偲ばせる遺産がたくさんある。

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  九段坂上交差点:靖国神社南鳥居を入ると「大村益次郎像」がある。
  靖国神社では「みたま祭り」(7/13~16)の献灯準備が進められていた。
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  坂を下り、日本武道館、北の丸公園に通じる「田安門口」付近。
  写真は「高燈篭(常燈明台)」かつては靖国神社の正面にあった常夜灯。
  写真左奥には「大山巌像」「品川弥二郎像」がある。
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  坂の南側、牛ヶ淵。蓮が淵を埋め尽くし蓮の花がちらほら咲いていた。
  千鳥ヶ淵と並び桜の名所。
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  九段下交差点:スクラッチタイルの「九段会館(旧軍人会館)」がまず目に入る。
  1936年の2.26事件では戒厳司令部が置かれた。東日本大震災以降は閉鎖されている。
  交差点角に交番があるが、その隣に「蕃書調所跡」を記す説明版がある。
  蕃書調所は幕府の洋学研究機関。その後移転しているが大学南校、東大へと発展している。
  すぐ隣の昭和館では大橋鎭子と『暮しの手帳』と題し関連雑誌等約200冊が閲覧できる。
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  九段坂の一つ北側の坂道にある平将門ゆかりの「築土神社」
  近くに住んでいた滝沢馬琴(1767-1848)もたびたび参拝したという。
  ここの狛犬は変わっていて、頭に角、宝珠をのせている。
  目白通り沿いホテル・グランドパレス付近には「北辰社牧場跡碑」がある。
  かつて戊辰戦争で旧幕府軍を率いた榎本武揚が武士の失業対策として開いた牧場だった。
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  九段下交差点近く目白通りの東側には南総里見八犬伝の著者「滝沢馬琴邸跡」がある。
  今は昔の面影がまったくないが、井戸だけが残っている。
  またこの近くには寺島実郎氏が開いた「寺島文庫」がある。
  併設されているカフェには寺島氏が収集したミニュチュアが沢山飾られている。
  大人の隠れ家的雰囲気。散歩の終わりに休むには丁度良いかも知れない。
by bonjinan | 2016-07-13 13:16 | 旅、散歩