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ビワ

  季節の果物、ビワ(枇杷)が実ってきました。
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  ビワ:バラ科ビワ属(英名:Loquat)

(ビワにまつわる話)
果物のビワの名前の由来
植物のビワは、楽器のビワができる前からあるはずですが、形が楽器のビワに似ているのでビワと呼ばれるようになったといわれている。ところが不思議なことに、果物は枇杷と書き、楽器は琵琶と書く。中国、2世紀頃の語源について書かれた辞書『釈名(しゃくみょう)』には、楽器のびわは演奏法(枇:前にひく、杷:後ろにひく)に由来し、枇杷とされたと書かれているという。楽器のびわはもともとは枇杷と表記されていたということだ。その後、3~4世紀頃になり、植物の枇杷がたくさん栽培されるようになり、植物の枇杷は木偏なのでそのままとし、楽器の琵琶は琴の一種ということで今の表記に区分けされるようになったという。(語源辞典)
話変わって琵琶湖のこと。
琵琶湖が琵琶湖と呼ばれるようになったのは、その形が楽器の琵琶に似ていると認識されるようになってからのはず。江戸時代とは言われているものの時期は定かでない。万葉の時代には、都から近くにある淡海(あふみ)として近江の海、あるいは近江の湖(あふみのうみ)と書いた。「近江の海 夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのに古(いにしへ)思ほゆ」(柿本人麻呂、万葉集)と詠っている。
文学、絵画から。
枇杷は花は目立たないせいか、文学、絵画ともあまり登場してこないようだ。果実の方もなぜか少ないように思う。万葉集に「ちちの実の父の命(みこと)・・・」(読人しらず)があり、ちちは犬枇杷のこと、よって万葉集にも出ていると言われているが、犬枇杷だとしても枇杷とは異なる科、外観なので素直にそうだと思えない。古今和歌集・454には「いささめに 時待つまにぞ 日は経ぬる 心ばせをば 人に見えつつ」(紀乳母)がある。植物の「ささ、まつ、びわ、ばしょう」を入れ込んだ名歌と言われている。そう言われればそのように思えるが枇杷を直接詠い込んではいない。絵画では、山口蓬春の写実画『びわ』(1956)を思い出すが、ほかの画家を含めて枇杷を描いた大作があるのかどうか分からない。
最後に、果物、枇杷の生産量
1位長崎県846t、2位千葉県541t、3位愛媛県312t、全国3,240t
by bonjinan | 2016-06-22 21:27 | 季節の花