風薫る5月、爽やかに花木が咲いている。
京王フローラルガーデン(調布市)を歩いてきました。

マグノリア・キンジュ(金寿):モクレン科モクレン属 別名:キモクレン(黄木蓮)
モクレン属は学名ではマグノリア。日本では園芸品種をマグノリア・××と言っている。
白木蓮、紫木蓮はよく見ますが黄木蓮はあまりみかけない。
花、葉の形は同じ科属なのでホオノキにも似ているがやはり花の色が違う。

キングサリ(金鎖):マメ科キングサリ属 別名:キバナフジ(黄花藤)
和名の金鎖は英名のgolden chain を直訳したもの。
花は藤の花と似ているがフジはフジ属で属が異なる。これも珍しい。

ヒメウツギ(姫空木):ユキノシタ科 ウツギ(別名:ウノハナ)に比べ小ぶり。
空木は枝の中が空洞であることに由来。
卯の花は卯月(陰暦の4月、新暦で4月下旬から5月下旬)に咲くことから名付けられたと
される。卯の花は古くからあり万葉集にも載せられている。
「ほととぎす 来(き)鳴き響(とよ)もす 卯の花の 共にや来(こ)しと 問はまし
ものを」(石上堅魚)
もちろん現代でも良く見る花で「卯の花の匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて・・・」
(作詞:佐々木信綱、作曲:小山作之助)と歌われている。

「テイカカズラ(定家葛):キョウチクトウ科 つる性常緑低木
定家葛は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず定家葛に生まれ変
わって、彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく。」(Wikipedia)
以上、撮影場所:京王フローラルガーデン、アンジェ(東京・調布市)