人気ブログランキング |

AREKORE

bonjinan.exblog.jp
ブログトップ

富岡製糸場

 政府は26日朝、ユネスコ(UNESCO)の諮問機関が「富岡製糸場と絹産業遺跡群」(群馬県)を世界文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。明治初期、殖産興業化を進めていた熱気あふれる当時の日本、今日の繁栄の原点を知ることができる貴重な遺産だ。たいへん嬉しい。昨年、工場を見学した。巨大な繭倉庫、繰糸(そうし)機(下記写真)に圧倒されるが、それを開設した国、これを引き継いだ当時の実業家たちの気迫が感じられた。製糸場は官営工場として開設(1972年)されて以降、三井家(1893年~)、原富太郎(三溪)の原合名会社(1902年~)、片倉(1939~1987年)と受け継がれているが、操業を停止して以降も、片倉(現片倉工業)はこの歴史的遺産を「貸さない、売らない、壊さない」の方針を堅持したことで今日の世界遺産登録(6月予定)につながっていることにも敬意を表すべきだろう。
c0192215_18383573.jpg

繰糸機:熱湯に浸けた繭から繭糸(けんし)を引出し、それを数本縒り合せて糸とし巻き取る機械。

書き忘れた事
富岡製糸所見学では建物、設備の巨大さから当時の熱気を感じ取ることができる。
しかしもっとも重要なのは工場設立、運営の精神ではないだろうか。
・最大のテーマとしての付加価値の極大化:
  輸入することなく輸出ができた → 現代の日本で何ができるか?
・エネルギー調達:近隣で調達できる泥炭火力を利用 → 今できることは?
・省エネルギー:照明として太陽光を利用 → 便利な電気に頼り切っていないか?
  エネルギーは変換すればするほどエネルギー効率は落ちる。
・労務管理:電気がなく夏冬の日照時間に合せて労働時間を決めた。
 → 人間らしい労働のありかたは?
・人材:士族の子女が多く士気が高かった。
  → 失われつつある、仕事への誇り → 創造、創意工夫をどう回復させるか?
  ・・・・・
by bonjinan | 2014-04-26 19:39 | 文化・歴史