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人体ミクロの大冒険

NHKスペシャル”人体ミクロの大冒険、プロローグ、ようこそ!細胞のミラクルワールドへ”が昨夜放送された。人はどうやってつくられるのか、太りやすさの秘密解明、頭を良くする細胞をテーマに、その主役となっている細胞の働きを、最新のバイオイメージング技術を使った映像で解説してくれた。ここでは頭を良くする細胞について。あらまし次のように記憶している。人の身体には200種、60兆個の細胞がある。脳の中にはおよそ800億個の神経細胞(ニューロン)があり、シナプスと呼ばれる接合部で結ばれニューラルネットワークを形成しコミュニケーションしている。その接合部として最も重要な役割りを持つのが突起状のスパインと呼ばれる部位だという。刺激を受けるたびにネットワークは複雑になっていくが、年齢が増えるとともにスパインにLynx1という物質が発現してスパインの動きを止める。それも10代のうちに。スパインが活性化したままだと細胞自体が死滅してしまうからだというが、脳の細胞は生まれてからほとんど変わらないから、この時点でネットワークの基本構造が固まる、言い換えれば頭の良い悪いの基本が決まるというのだ。(とっくに成長が止まっていることも知らずに最近馬鹿になって物忘れがひどいなどと平気で言っていることに恥じる)。しかしところがここからが細胞の凄いところ。細胞に刺激が伝わるたびにその経験の蓄積により学び、神経細胞の伸びた部分(軸索)にそれを太くする物質を巻き付きつかせ(ミエリン化)、情報伝達を高速化するという。すなわち頭の良い悪いの基本は決まっていても頭を使えば使うほど頭は良くなる可能性があるのだという。もっともそれも青年期においてのようだが・・・。(最近馬鹿になったと言うのは最近頭を使っていないと言っているようなもの、自業自得ということだネ。人のために精一杯働こうとしている神経細胞たちにに感謝し、特に年をとったら、明るく建設的なところにどんどん頭を使わないと細胞も不幸だネ。)

2014.4.5 第2回”あなたを変身させる!細胞が出す”魔法の薬”
私たちをつくる60兆個の細胞は、思春期に一斉に変身する。GnRH細胞から出されるホルモンが卵巣に行き、卵巣からは女性ホルモンを排出し受容体を持つ細胞を変化させることで、子孫を残す体へ変身させる。子供ができると、オキシトチン細胞からホルモン(オキシトシン)が分泌され生まれた子への愛情を深めさせるという。まるで子孫を残すために細胞が意志をもっているかのごとく働いているという。ではこうした変化、働きは人間の意志ではどうにもならないほどに始めから決定づけられているのだろうか?最新研究からは、ホルモンは体を変え調整しているだけではなく、心をも操っていることが分ってきたという。この結果に基づきまた利用した自閉症治療が試験的に行われているという。鼻からオキシトチンを吸引して貰った結果、対人関係においてかなりの改善がみられるという。ご苦労されておられる方々の思い意志は細胞にしっかり伝わって欲しい。

2014.4.6 第3回”あなたを守る!老いと戦う細胞”
老いはこれまで全身がしだいに衰えていくことと考えられていたが、最近の研究で免疫細胞の老化に伴う免疫能力の低下が大きく関与していることが分ってきた。免疫細胞は約2兆個あり種類はさまざまだが特に重要なのは異物かどうかを見分けるT細胞、樹状細胞が捉えた異物等を判断し、異物であればマクロファージに攻撃命令を出す。ただしT細胞がきちんと働くのは生まれてから20年、運動により活性化することはできるとは言え次第に働きが悪くなる。。(悲しいかな、子孫を残すべき時期を過ぎること、それが寿命と宿命ずけられている) 問題はここから。T細胞とともに全身の細胞が老化するのであれば仕方ないが、T細胞の機能低下とともにT細胞が暴走し誤った命令を出し、身体の正常な細胞までも攻撃することがあるのだという。例えば動脈硬化、かつてはすべて脂肪の蓄積の結果と考えられていたが、マクロファージが正常細胞までも攻撃し続けた結果である場合もあるというのだ。もしかしたら、遺伝的要因を別にすればこのT細胞の暴走による誤判断、誤命令が各身体部位の病気を引き起こしている可能性もあるというのだ。ならば老化するだけで増やすことのできないT細胞をなんとか元気なT細胞に再生し体に戻せないか?ここで期待されるのがiPS細胞。老化したT細胞をiPS細胞化し次に人工T細胞化することが構想されているという。もしかすると何とか病と名のついた病気が激減する可能性もあるというのだ。期待します。
by bonjinan | 2014-03-31 07:46 | 健康