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山茶花

花の少なくなってきたこの季節にひときわ目を引く山茶の花。
「山茶花のこゝを書斎と定めたり」正岡子規
足を止め、ただ見とれていた。
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サザンカ(山茶花):ツバキ科 学名:Camellia sasanqua Thunb.  英名:Sasanqua
長崎出島に滞在した三学者(ケンペル、ツンベルク、シーボルト)の一人ツンベルクがヨーロッパに持ち帰ったことで西欧でもしだいに広まった。西欧でも和名をそのまま使ったことで学名に、さらには英名にもなっている。なおツンベルク(ツュンベリーとも表記される)は植物学者として著名なリンネの弟子でもあった。

名前の由来
山茶花は中国語でツバキ一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「サンザカ」と言ったが、音位転換した現在の言い方が定着した(Wikipedia)。

古典文学にみる山茶花
山茶花は椿とともにもともと日本に自生していた(自生していたのは白色)ようですが、椿は万葉集にも数首詠われているものの山茶花は江戸時代の俳諧あたりからのようである。椿は本州以南に自生していたのに対し、山茶花は都から離れた山口県、四国、九州など暖かい地方を適地としていたためといわれている。
「わが門の片山椿まこと汝(なれ)、わが手触れなな土に落ちもかも」 万葉集、物部廣足
「狂句こがらしの身は竹斉に似たる哉 芭蕉/たそやとばしる笠の山茶花 野水」 
蕉風開眼の俳諧『冬の日五歌仙』巻頭「こがらしの巻」の発句・脇
by bonjinan | 2013-11-24 13:47 | 季節の花