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日本人の満足度

内閣府は10日、「国民生活に関する世論調査」を公表した。
(6月6日~23日、20歳以上の男女1万人を対象に実施し6075人からの回答)
その概要
①生活全体についての満足感:満足71%(昨年比3.7ポイント増)、不満27.6%(同4.4ポイント減)
②生活の各面での満足感:収入・所得の満足47.9%(同3.7増)、96年以来の高水準。不満は49.8%(同4.5減)、16年ぶり5割を下回った。満足と不満が拮抗する水準。
内閣府は「国民の生活への意識が緩やかだが改善していると分析している」。
以上、引用:8月11日、日経新聞
約7割の人が一応満足とのことで大いに結構なことだ。ただ同様の調査の国際比較では日本は中位の位置にある。階級的対立を乗り越え平等指向の高福祉高負担制度とした北欧諸国が最上位にあるが、自立を重んじ自己責任に帰する米国も日本よりは上位である。米国がなぜという疑問があるが、成功した人に嫉妬しない、失敗しても才覚と努力次第では再起のチャンスがあると感じられる風土が満足度を高めていると説明されている。定常経済状態を保つのが精一杯と思われる昨今、現状に満足する、或いはどんどん内向き指向になっていることの結果かも知れない。もしそうだとするならば長い目でみてわが国は衰退に向かっていることとなる。
参考:橘木俊詔『幸せの経済学』岩波現代全書(2013.6)

追加2013.10.31日経電子版
米ギャラップ社が10月8日、世界の被雇用者の満足度をについて調査した結果(189カ国、2300万人)を発表した。その概要。世界全体では、意欲があり積極的に仕事に取り組む(engaged)は僅か13%、意欲がない、気持ちが仕事から離れている(not engaged)が約63%、意欲を持とうとしない、仕事を嫌っている(actively disengaged)が24%との結果。世界的にみると極端な差がないとしているものの東アジア地域は、意欲ある従業員の割合が最低で6%だという。中国では、仕事で幸せだと感じる従業員は6%、気持ちが仕事から離れているが約68%、ひどく不幸が26%。問題の日本も困ったことにほぼ同じで、幸せが7%、意欲が無い69%、仕事が嫌いが24%とのこと。
世界的にみれば、雇用不足でいわゆる労働市場は買手市場になっているのだが、こうした数字をみると、経営者は魅力ある仕事の環境を意識して創り出さないと、結局は生産性の低い会社になると心得るべしとなる。数値引用:2013.10.31日経電子版
by bonjinan | 2013-08-11 20:05 | 政治・経済