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個人と組織の関係

個人と組織、私たちはこの悩ましい関係を絶っては生きていけない。
生物学者、長谷川英祐著『縮む世界でどう生き延びるか?』メディアファクトリー(2013.2)にアリの研究から得た含蓄のある言葉が書かれていた。「個人の集まりである組織がうまく回るためには、組織に貢献することで個人が幸せになるという構造がなければなりません。協力することで個体の利益が上がるからこそ協力が維持され得るのですから、「組織の利益のために個人は犠牲になれ」という理屈では、必然的に組織維持に失敗します」。言われてみれば、当たり前のことだが、何か新鮮に思えるから不思議だ。
組織が活性化している状態の時は個人の利益と組織の利益が完全に一致し個人個人が有機的に動いているが、組織の維持そのものが重要視されるようになると個人個人は同床異夢の状態になっていく。今、多くの企業、団体、政党が、そして国家が知らず知らずこんな状態になっているのではないだろうか。高成長期から低成長期へ、先がある程度読める時代から読めない時代へ、何をどうしたい個人の集まりなのか、そこから改めて点検する必要がありそうだ。
参考:2013.8.11ブログ「日本人の満足度」
by bonjinan | 2013-07-24 08:27 | 読書