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エジプト情勢

大統領派(ムスリム同胞団系)と反大統領派(いわゆる世俗派)の対立が深まる中で、軍が介入し、憲法を一時停止し憲法裁判所長官が暫定大統領に就任するとしてモルシ大統領を事実上解任したと発表した。大統領側は軍によるクーデターであると非難しており事態の収拾については予断を許さない情勢になっている。振り返ってみると、昨年の大統領選では第1回投票で1位モルシ大統領だったものの過半数を制することができなく、しかも2位シャフィーク氏(世俗派)との差は僅差で決選投票に持ち込まれた。結果はモルシ氏に軍配が上がったもののシャフィーク氏はこの結果を受け入れないとの混乱があった。また世俗派からするとシャフィーク氏はムバラク政権下の大幹部であったこともあって、いわゆる並び立つ両雄の決選とはならず何か不完全燃焼の選挙になったように思えた。それでも経済が安定すれば政治は落ち着いていたのであろうが、物価高、失業率増などで好転せず、大統領退陣要求につながったようだ。しかし依然として有力なリーダーがいない中での混乱であり、1年前の状況に後戻りしたかにみえる。もし選挙となるのであれば、また民主化のプロセスが選挙以外に考えられないのであれば、結論を急がず、候補者選び政策論争にたっぷり時間をかけ、また候補者を絞り込む投票を何回か行うしかないのではないだろうか。紆余曲折の中から納得できる方向性を見出して欲しい。
参考:13.2.20ブログ「アラブ革命のゆくえ」
by bonjinan | 2013-07-04 18:37 | 政治・経済