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次元の異なる金融緩和

日銀による市場への資金供給量(マネタリーベース:現金通貨+日銀当座預金)が過去最大を更新した。日銀の2日発表によると、4月末残高:155兆円(3月末比9兆2000億円増、前年同月比26%増)内、4月末当座預金残高:66兆円(3月末比14%増、前年同月比82%増)日本銀行券(札)の発行高:84兆円(前年同月比3%増)、貨幣(硬貨)流通高:4.5兆円(同1%増)なお日銀の緩和目標は、13年末200兆円、14年末270兆円。
以上、5.2日経夕刊より。
米国の景気回復に習い金融緩和を実施しているが、果たして金融機関からの貸出が増えるのだろうか。今の段階では当座預金残高が増えているだけのようだ。日本の企業を概観すると優良会社は潤沢な剰余金があるのに対して、構造改革を要する企業は資金不足になっている。金融機関にとってこれから伸びるであろう企業、産業に貸し出していくのか眼力が問われることになる。実体経済が動き出すまでは貸出はより慎重になるという側面もある。株式市場も踊り場に差し掛かったように見える。様子をみたい。
参考:日銀ホームページ”マネタリーベース(2013年4月)”
追加2013.08.08
日銀が8日発表した7月の貸出・預金動向(速報)によると、銀行(都銀、地銀、第二地銀)の貸出平均残高は前年同月比2.3%増、405兆5081億円。前月に比べ0.1ポント増。

追加2013.09.02(日経)
日銀が4月から実施した異次元金融緩和。最初の3か月の資金の動き。
6月末、日銀の国債保有額:148兆円、3月末から25兆円増
同、銀行の保有国債:143兆円、3月末から23兆円減
同、銀行の貸出残高:434兆円(前年同期比+2.9%)、3月末比2兆円減
6月の銀行貸出約定平均金利(新規分):0.856%、過去最低
6月末、銀行の日銀当座預金残高:76兆円、3月末から24兆円増
日銀による当座預金(必要額超過分)への付利:金利年0.1%、2年物国債と同程度
銀行の国債保有が当座預金に替っただけのようだ。
今の時点では金融緩和の数値的効果は出ていない。

追加2013.9.3(日経)
日銀が3日発表した8月の資金供給量(マネタリーベース、月中平均)
前年同月比42.0%増の172兆4437億円
日銀の当座預金残高(月中平均)は約2.3倍の84兆3254億円
by bonjinan | 2013-08-08 08:22 | 政治・経済