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2012年経常収支4.7兆円に

財務省が8日、2012年通年の国際収支統計で経常収支を発表した。
<概要>
経常収支:4兆7036億円 (対前年比-50.8%) 1985年以来最小
・貿易収支:5兆8051億円の赤字
 輸出61兆4268億円(前年比-2.8%)、輸入67兆2320億円(+4.5%) 
・サービス収支:2兆6087億円の赤字
・所得収支:14兆2613億円(+1.6%) 黒字幅の増加2年連続 
<所感>
所得収支の大きさは国内でモノをつくり輸出することから海外でつくって売る構図を示すもの。
貿易収支については、わが国の輸出の約半分は円決済、輸入は約7割がドル建て、輸出が円安効果を除いた実質で増えなければ、赤字は拡大することになる。もちろん経常黒字が維持される範囲では理屈上では経常黒字も拡大することになるのだが、12月の経常収支は2641億円の赤字と2か月連続で赤字となっており、貿易赤字の拡大が急速であることを示している。円高で影響を受けてきたと言えるのは自動車くらいなもの。10~20年に亘って失われてきた国際競争力を深刻に受けとめるべきで、少々円安に振れても競争力を回復させるためには値引きせざるをえなくなるから輸出は伸びないことになる。国際的需要構造にあった産業構造への転換、個別企業レベルでみた付加価値増を伴う製品・サービスの開発がむしろ急務となってきているといえる。現段階では円安進展がマイナスに作用しているとみる方が構造問題を直視する上では健全な考え方だ。


 
by bonjinan | 2013-02-08 19:25 | 政治・経済