2012年のノーベル医学・生理学賞は京都大学・山中伸弥教授ら2人に決定した。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて開発したことによるもの。発表では”for the discovery that mature cells can be reprogrammed to become pluripotent"となっている。
受賞をバネに再生医療、難病研究、創薬など実用化を加速して欲しい。また若い研究者には枝葉の研
究、研究のための研究に埋没することなく、世の中を根本から変える研究を目指して欲しいと思う。
参考:"
Nobelprize.org" Web site
2014.9.13 iPS 世界初の移植
理研と先端医療振興財団は12日、iPS細胞を使った患者(加齢黄斑変性の患者)への移植を実施した。1年をかけ効果を確認するとのこと。
2017.8.7 iPSから血小板量産
国内企業16社は万能細胞(iPS細胞)を使い、血液の成分である血小板を量産できる技術を世界で初めて確立した。血小板は血液を固める成分で出血を伴う外科手術や大けがの手術の治療で不足するため輸血の最も重要な成分とされる。(日経)