バンコクの北約80Km、川に囲まれた町アユタヤは、1350年から417年間にわたり5つの
王朝、35人の王が君臨したタイの古都。14世紀にスコータイ王朝を下し、アンコール王朝
をも下す勢いであったが18世紀になりビルマ軍の攻撃を受け滅んだ。
当時の仏教寺院などは跡かたもなくなり、煉瓦の建造物は崩れ傷ついている。
1991年、ユネスコの世界遺産「歴史都市アユタヤ」として登録されている。
<ワット・ヤイ・チャイ・モンコン>
野外に横たわる涅槃仏。もとは金箔が貼られ屋内に安置されていたという。

スリランカ様式の仏塔(チェディ)。階上には礼拝堂がある。

仏塔から眺める境内。オレンジ色の袈裟をまとった仏像がずらりと並ぶ。
<ワット・ローカヤスター>

全長29mの寝釈迦仏。

仏様の後ろに回ると広大な遺跡群が広がる。
<ワット・チャイ・ワッタナラム>

クメール様式の寺院。
<ワット・プラ・シー・サンペット>

歴代アユタヤ王朝の王3人の遺骨が納められた3基の仏塔。
<ワット・プラ・マハタート>

14世紀を代表する重要な仏教寺院とされる。崩れた仏像がほとんど。

長い年月をかけて菩提樹の木に覆われた仏の顔。

崩れた仏像群。
建設当時には中央に44mの黄金の仏塔がそびえていたという。
土台が悪く傾いた仏塔も多い。
<ライトアップされた遺跡>

幻想的風景が楽しめる。但し夜になると蚊が多いので要注意。
参考:
タイ国政府観光庁ホームページ