国全体が西洋的なシンガポールにあって、特にエキゾチックな雰囲気が味わえるチャイナ
タウン、リトル・インディア、アラブ・ストリートの寺院を訪ねた。
仕事では何回か行った同国ではあったが、観光としては初めての訪問。
異文化が交流し共存する同国を体感できた。

佛牙寺龍華院:2007年にオープンしたという新しい仏教寺院。繁栄する同国を象徴するよう
な絢爛豪華な寺院である。ピカピカの諸仏が安置され冷房が効き、まるで極楽浄土に入ったよ
うであった。

建物も豪華な佛牙寺。階上には仏教博物館、寺院の名前の由来ともなっている仏陀の歯など
展示されており、新たな視点で仏教を知ることができる。

佛牙寺近くの小路。中秋節の候とあって家族で食べたり贈り物とするという月餅の看板も
みえる。

サルタン・モスク:シンガポール最大のイスラム寺院。金色に輝くドームが印象的。

サルタン・モスク礼拝堂:金曜正午の礼拝はとても盛大で約5000人が同時に礼拝できる。
なお礼拝日には異教徒は入場できない。要注意。

モスクの見えるアラブ・ストリートの風景。アラブ系商人が移住したのが始まりという。

スリ・マリアマン寺院:シンガポール最古のヒンドゥー教寺院。写真は高門(ゴープラ)。
ヒンドゥーの神々が飾られている。同院はチャイナタウンの中にあり、ここにも多国籍国家
の一面をみることができる。なおシンガポールは、人口約500万人で、中華系が74%、
マレー系(基本的にムスリム)が13%、インド系が9%だが、それぞれが定住を意識し集った
国であり共存共栄、国教は定められていない。ナショナルホリディーの多くはそれぞれの宗教
祭と重なり、お互いに異文化を楽しんでいるようだ。