第一生命本社(東京丸の内)にある、「マッカーサー記念室」を見学しました。
連合国総司令部(GHQ)のダグラス・マッカーサー最高司令官が、1945年9月から51年4月まで執務室として使用していた部屋で、歴史的遺産として当時のまま保存されている。今年は、同社にビルが返還された52年7月から数えて60年目。これを記念しての特別公開でした。戦後日本のかたちが決定された部屋を目の当たりにした。
マッカーサー記念室」のある第一生命本社ビル
「マッカーサー記念室」
陸軍、GHQに接収されるまでは同社社長室だった部屋で、机・椅子は三代社長・石坂泰三が使用していたものをマッカーサー元帥がそのまま使用したものだという。特徴は机に引出しがないこと。マッカーサーはたいへん几帳面で、何事も即断即決するためこの机を愛用していたという。執務室の広さは約54㎡(16坪)で大きな部屋ではない。
部屋には英国人画家オルドリッジにより描かれた2枚の絵が飾られている。マッカーサーはたいへんヨットが好きだったという、また華美を嫌い質素を好んだという。
部屋に置かれた「青春の詩記念碑」マッカーサー元帥は終戦前から「青春」(原作:サミュエル・ウルマン)の詩を座右の銘とし紙に書き部屋に飾っていたという。
”Youth is not a time of life - it is a state of mind; ・・・・ ”
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。・・・・・ 」