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ベルヌーイ家の人々

松原望『ベルヌーイ家の人々』技術評論社(2001.7)を読んだ。
力学をかじった人なら誰でも知っている「ベルヌーイの定理」ですが、知らず知らずに学んだり使ったりしている確率論における大数の法則、微分積分学(ニュートンやライプニッツが発案したと一般には言われているが実用化したのはベルヌーイ家の人びとと親友だったオイラーによる)、経済学における限界効用逓減の法則など、すべて天才一家・ベルヌーイ家の人びとが関係したものであることを知る(兄ヤコブ・ベルヌイー、弟ヨハン・ベルヌーイ、ヨハンの子ニコラス・ベルヌーイ、ダニエル・ベルヌーイ、これまた数学で有名なオイラーはベルヌーイ家に寄宿していた)。「ベルヌーイ家はスイス・バーゼルで代々香料貿易を営む豊かな家だったこと、ベルヌーイ家の伝統として、プロテスタント精神が心棒となり、オランダ系らしく謹厳実直、独立で何者にも屈しないという強さこの2つの面が学問によく作用したのだろう」と著者は述べている。ちなみに『車輪の下』で有名なヘルマン・ヘッセの奥さんがベルヌーイ家の出身だったという。知ったところでどうにもならないのだが・・・。
by bonjinan | 2012-07-14 13:00 | 読書