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年をとると時間の経つのが速い

年をとると時間が経つのが速いと感じる。生活リズムがゆっくりするのに連動して体内時計の進み方もゆっくり進むため、相対的に時計の進み方が速く感じるからだろう。
ダウエ・ドラーイマス、鈴木晶訳『なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか』講談社(09.3)ではどのように表現されているのか拾い読みしてみた。
ドイツの作家ユンガーは、砂時計に例えた。砂時計がひっくり返されるたびに首の部分を磨き広げられていくために砂の流れは速くなると。(ただ首の部分は人間の何に例えたのだろうか)
フランスの心理学者ジャネは、10歳のこの1年はこれまでの人生の1/10として認識し、50歳の人は
1/50として経験するのだと言った。
アメリカの心理学者ジェイムスは、年をとるとともに経験の多くは心に留める程のことではなくなり単調で振り返ってみたときに中身のない時間になるからだと、ジャネの表現を変えた。
フランスの哲学者ギュイヨーは、張りつめた期待感は長時間持続するが、待っているものが起こってしまうと飛ぶように過去の出来事として過ぎ去っていくと表現した。(去る者は日々に疎しの感覚か)。
アメリカの心理学者ホーグランドは、病気で熱が高ければ高いほど1分も長く感じられることに気づいた。(年をとるとわずかだが体温は低くなりこの逆に現象が起こるのかも知れない)
アメリカの神経学者マンガンは、年代層に分けて主観的3分間を計ってもらったところ、高齢者グループは16秒長めに数えたと。但し何かしながら調べると、高齢者は106秒も長めに数えた。
(解釈し直すと、若い時は生活リズムを時計の進み方に強制的に合わせているのに対して、年をとると自分ペースになっているのだろう)

追加:2013.3.3東大チームによると「体内時計の中心的な役割をするたんぱく質「CRY」を分解する既知の酵素と似た構造の酵素が、CRYを蓄積する働きがあることを発見。CRYの分解で体内時計を早める一方で、蓄積して遅くするという調整力が働いて、体内時計を制御していることをマウスの実験で突き止めた」。

追加2013.3.19:鶏は朝、明るさを感じて鳴くのか。名古屋大学チームによると、光を周期的に点滅した部屋においた鶏と外光のままにおいた鶏を比較した結果、両者に大きな違いはなく、鶏は体内時計で時を知らせているようだとのこと。
by bonjinan | 2012-07-04 10:27 | 読書