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円高経済学

 齋藤弘 『目からウロコの円高経済学』 ワニブックス新書 を読んでみた。前日銀マン、前山形県知事が書かれた書。経済を勉強しだすと出口のない迷路にはまり込んでしまうものだ。勉強するということは、世の中を動かす普遍的なメカニズム、原理を知ろうとしてのことなのだがなかなかそのレベルには到達できない。本屋さんに行けば社会現象の解説書はたくさんあるが都合のいい資料をかき集めてストーリーを構成したに過ぎないものが多いから本当に理解したことにはならない。本書はそんな時、頭の整理に役立つ。円高になると新聞は問題ばかりを書きたて、業界は政府の為替介入と金融緩和を督促する。マーケットとは恣意的に制御できるものなのか、何かおかしいのだ。プラザ合意以降の急激な円高進行、オイルショック時の急激な原油高も乗り越えてきた、問題を乗り越えてきたから今日の繁栄につながった。真正面から取り組むことが答えであることを暗示している。そんな気になる本であった。
by bonjinan | 2012-06-10 09:47 | 読書