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地名が表す元々の地形

谷川彰英 『地名に隠された「東京津波」』 講談社+α新書(2012.1)を読んだ。
東京に10m級の津波が押し寄せたらどんな場所が水没し、また液状化現象により被害を受けるのか。刺激的な仮定だが、東日本大震災を経験してみるとありえない話でもない。
東京は洪積層の台地と土砂の堆積でできた沖積層の平野部、それに埋立地でできている。
今の東京は都市化が進み高低差も知らずに過ごしているし、ましてや元々の景観を知ることなどでき
なくなってしまったが、昔の地図をみると地名は地形と密接に関係して名付けられており、地名から元の地形が類推できるという。例えば、地下鉄、「麻布十番駅」辺りは、約90年前の地図では「網代町(あみしろ)」と書かれている。その昔には海辺だったことが分かるというわけだ。十番は白金御殿の普請にこの辺りが十番と名付けられ駆り出されたことに由来するなど歴史も織り込まれている。興味深く読むことができる。また比較的内陸部でも谷、窪、久保、池など付く場所は低地で水が溜まり易い場所、人工的に平地化された場所の可能性があり、液状化など考えられるということになる。多少なりとも予備知識があれば咄嗟の行動を的確にできるかも知れない。
参考①:国土地理院HP”デジタル標高地形図”
参考②:2009.10.8ブログ”縄文時代の気温、海岸線” 
参考③:flood.firetree.net”津波の水位ごとに水没する地域をマップ上に表したサイト”
余談
東京は坂道の多い町だ。以前、日比谷高校あたりから外堀通り(昔は瓢箪型の溜池があった)を横切
りTBSのある赤坂、そして檜町公園、ミッドタウンまで歩いたことがあった。その時以来、何か月か足の調子を悪くしてしまった。歩くのはいいがほどほどにを知った。写真はきれいな築地塀の報土寺横の「三分坂」(左)と永田町・日比谷高校の辺から外堀通りに下る「新坂」(別名:遅刻坂)(右)。
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参考:2010.2.24ブログ記事「散歩@赤坂界隈」

by bonjinan | 2012-06-10 09:49 | 読書