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円と人民元の直接取引

 政府は、円と人民元を直接交換できる銀行同士の取引市場を、6月中にも東京、上海に開設する、
と報道されている。これまでの米ドルを介しての通貨交換に較べて手数料が減る。双方通貨の国際
化が進むという観点からも意義がある。歴史的にみると、基軸通貨としての米ドルの地位は、1971
年のニクソンショック、1985年のG5プラザ合意以降、低下し続けてきた。にもかかわらずいつでも
交換可能な便利な通貨として膨張し続けてきた。しかし結果として、長期的にみた米ドル安に対して
他国は貿易促進のため通貨安誘導を試みなければならないという問題を内在していた。日中間取引
だけでは大きな変化は起こらないかも知れないが、アジア各国に拡大していくのであれば大きな意味
を持つ。また実体経済に対して約100倍も拡大してしまった金融取引を制御する方向につながるの
であれば世界の金融システムを安定化させることになるのではないだろうか。
参考:対中輸出1,615億ドル、対中輸入1,835億ドル@2011年
報道:産経ニュース
追加
6/1東京と上海で円・人民元の直接取引が開始された。
東京市場の初値は1元=12円33銭。同日、中国人民銀行が発表した為替レートは1元=12円39銭。
上海市場の1日の値動きは上下3%幅に制限されており、東京市場も事実上、上海市場に影響される。
by bonjinan | 2012-05-27 08:41 | 政治・経済