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金融危機

米格付け会社S&Pは26日、スペインの長期債務格付けを「シングルA」から「トリプルBプラス」へ2段階引き下げると発表した。景気低迷で財政状態が予想以上に悪化する懸念、国内銀行へのさらなる公的支援が必要なことを理由にしているようだ。欧州債務危機では、欧州中央銀行(ECB)による約1兆ドルの長期資金供給、G20財務省・中央銀行総裁会議でのIMFによる約8200億ドルに及ぶ融資枠拡大で金融市場は落ち着いてきていたが、一格付け会社の発表とはいえ、仏大統領選の行方とも絡み先行き不透明感が増す。こうした世界の動きを理解すべく、中林伸一『G20の経済学』中央公論新社.2012.1を読んだ。リーマン・ショック以降、さかんに話題となる為替政策、経常収支不均衡問題、通貨・金融危機の防止策、欧州の財政危機などについて国際会議ではどんなことが議論されているのか、また独自路線を歩む中国はどのような立ち振る舞いをしているのかを分かり易く解説してくれている。世界中の金融問題を網羅的に知る上で一読の価値がある。私自身は、アジア通貨危機以降、対立点となっている投機的短資移動(外因説)とガバナンスの問題とする(内因説)が、リーマン危機ではどう捉え直されているのか、同様に欧州危機ではどう捉え直されているのかを知りたかったのだが、読解力不足もあって理解し得ていない。またわが国の生き残りに関して「マクロ的に需給ギャップが生じてデフレになる場合には一層の金融緩和によってマクロの需要を刺激すればよい」とあるが金融緩和しても株価が瞬時的に上昇するだけで有効な投資に回らなかった。提案に対するロジックを丁寧に説明して欲しいとの不満が残る。
参考:日経Web刊
追加
日銀は27日、金融政策決定会合で、長期国債10兆円の増額と低利で貸し出す資金供給を5兆円程度減らすと決定した。都合、5兆円の追加緩和。
by bonjinan | 2012-04-27 10:42 | 政治・経済