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コア・コンピタンス

経営用語に「コア・コンピタンス」という言葉がある。経営学者のハルメルとプラハードの著者『コア・コンピタンス経営』(日経新聞出版社、1995年)によって有名になった言葉で、「他社に真似のできない核となる能力。成功を生み出す能力であり、競争優位の源泉となる」*と説明されている。競争優位を論ずる場合、一般には市場でのシェア、個別企業における製品群の中での売上高の大きさ、利益率などで考えるのだが、振り返ってみると時間軸上の一時の数字であることが多い。コアコンピタンスはこうした表に現れる経営指標から後付けで説明される能力ではなく、これら良好な指標を生み出す能力そのものだ。村山裕三『京都型ビジネス』(日本放送出版協会、2008年)によれば、京都を発祥の地とす成功企業を特徴付けるのは「独創と継続」だと述べている。コアコンピタンスとはまさにこの独創力と継続力かも知れない。村山は京都の企業の本質は「職人文化」「顔をみる経営と切磋琢磨」「独創性による付加価値向上」だとも述べている。最近、わが国の大企業、特に製造業のなかに、伸びる市場ということで規模の拡大に走った結果、苦戦している企業がでてきている。何が本業か分からなくなってしまっているのではないかと危惧される企業もでてきている。大企業はいろんなことをやっているから何でもできそうな気がするものだが、各事業分野、研究分野を点検すれば意外と底の浅い可能性もある。従業員のモチベーションも含めて点検すべきときにきている。
引用*:NRIホームページ”経営用語の基礎知識”
参考:村山裕三『京都型ビジネス』(日本放送出版協会、2008年)
by bonjinan | 2012-04-09 21:57 | 企業・起業