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小水力発電

小水力発電とは概ね1,000kW程度の発電で(これ以下のミニ発電などを含めて)農業用水の利用が注目されている。先日、長野に旅行したおり地方紙を覗いたところ「土地改良区で小電力発電に適した場所を調査」というような記事が載っていた。最近、農業といえば都市農業ばかりが喧伝されるされるのだが地方の農業の衰退は語るに語れない状況にある。土地改良区は農業用水の整備維持などを目的とした組合だが農業を離脱する人、後継者難などで頭割りとなる賦課金が上がり組合を維持できなくなっているようだ。そんな中、小水力発電が電気料の削減、売電収入による経費補てんなどで注目されている。政府は産業界の要請などで原発再稼働ばかりを話題にしているのだが、こうした小さな積み重ねといったものをもっと真剣に取り組まないのだろうか。水力発電は電気エネルギーへの変換効率がもっとも高い。太陽光パネル発電の10数%、火力・原子力発電の約30%、火力の中でも最も高いとされる排熱回収式コンバインドサイクルでも50%強とされるのに対して水力は約70%だ。P(kW)=9.8×Q(㎥/s)×H(m)×η P:電力、Q:流量、H:有効落差、η≒0.72(効率)
すなわち水力発電は一定の流量、落差があれば発電できる。しかも一定の流量さえあれば昼夜に関係しない。大量生産大量消費経済から生活に根差した内需拡大、薄利多売の大艦巨砲的経営から付加価値の高い商品・サービスへの転換が求められている昨今である。小さなことでも意義あることにももっと目を向けるべきだ。
参考:全国土地改良事業団体連合会ホームページ

2019.6.8 神奈川、開成町あじさい公園発電所
先日、あじさいを見にあじさい公園に行ったところ、用水路にミニ水力発電所がありました。
農業用水路を使った「再生可能エネルギー」の普及啓発事業として2015年、開成町が起こした事業のようです。らせん型水車を使った発電所で最大出力2.2KWとのこと。上式に当てはめてみるとp=
9.8×0.3×1.19×η=Max.2.2 でη(Max)=63%のようだ。
c0192215_822663.jpg

 開成町あじさい公園発電所
参考:開成町ホームページ
by bonjinan | 2012-03-25 09:50 | 政治・経済