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映画産業の現状

映画館産業はテレビの普及、インターネットの普及でどうなっているのだろうか。
川﨑のシネコン(チネチッタ)を見学する機会があり、日本映画製作者連盟HP
で最新のデータをみながら現状を整理してみた。
①入場者数:1960年頃約10億人→2010年1.7億人
②スクリーン数(映画館数):1960年頃約7500→2010年3412
入場者数、スクリーン数とも95年頃がボトムで約1億人、2千館を切った。その後、大型商業施設の娯楽施設としてシネコンが併設されるようになり僅かながら増加基調にある。現在、スクリーンの約80%はシネコン。川﨑は大型シネコンが4館(駅近辺で3館)あり激戦区。そのせいか家計調査での映画・演劇支出は、川﨑が全国1位。以下2位東京都区部、3位浜松市、4位さいたま市、5位横浜市になっているという。
③入場料収入:2200億円(平均単価1,266円/人)
④記録媒体:フィルム→ハードデスクやデーター伝送に来年あたりには全国のほとんどの映画館が電子式になるという。フィルム時代には2時間ものでフィルム長が約2Km(24コマ/秒)。何巻かに分けて送られてくるフイルムのつなぎ合わせが大変だったとのこと。電子式映写室を覗かせてもらったところ確かにスッキリ。
⑤所感:テレビチャンネルの増加、DVD視聴、インターネットでのオンデマンド視聴などで厳しい環境にあるが、映画館自体がゴージャズな雰囲気になっており、家庭では味わえない非日常的空間になっている。その良さが見直されているように思う。もう少し映画を楽しもうと思う。
by bonjinan | 2011-11-26 10:08 | 企業・起業