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読書、サイエンスカフェより

今日は、滝澤公子、室伏きみ子編著『サイエンスカフェにようこそ!2』冨山房インターナショナル
(2010.12)より興味をもった2点についてメモしてみます。
1.紅茶はなぜ明るい茶なのか。
緑茶も紅茶も同じチャの葉ながらなぜ色が違うのか。
発酵させない、発酵させたの違いだと分かったつもりでいましたが底が浅いことを知った。
以下メモです。
緑茶は葉っぱを摘んだあと、直ちに蒸す。蒸すということは葉っぱのなかにある酵素(タンパク質)
の働きを止め化学反応の進むのを抑えること。
紅茶は発酵させるために蒸さない。お茶は発酵させるために外部から何かを加えるわけではなく
葉っぱの中にもともとある酵素の力で発酵する。
ではなぜ紅茶は明るい茶色になるのか。葉の中に含まれる「カテキン」が重合して「タンニン」
(=ポリフェノールと同意語)とい物質をつくるからだという。
更に厳密に言うと、カテキンがたくさん重合する前の小さな重合体「テアフラビン」という物質の色
だという。
2.生物学者からみた子育て支援
ふつうの生き物の子どもを残す意味はゲノムを残すことだけだが、人間は文化的伝達という側面
をもった。人間はむしろ後者側に重みをもっている(二重相続理論)。
社会が複雑になり進化の文化遺産の方が大きくなると少子化が起こるのは当然だ。
生物学的に産めよ増やせよといってもできない。文化的伝達の負担が大きいからだ。
おじいちゃんおばあちゃんの役割の大きいことが容易に想像されるが、核家族化の進んだ今日に
あっては社会全体でサポートする仕組みを創らないと少子化対策などできないという。
まったくお説の通りだ。一人前の大人になるまで20数年かかりそれでも職にありつけないという不
安に満ちたご時世でもある。少々のお金を出して産めよと言われて産めるものではない。
ところで民主党の固持する子育て支援政策は理念はともかく一体何なんだろうか。ますます分か
らなくなってきた。
by bonjinan | 2011-07-07 18:46 | 読書