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読書、アメリカ意外史

杉田米行『知っておきたいアメリカ意外史』集英社新書を取り上げます。
私たちが常識として知っている歴史の意外な側面を紹介してくれる面白い本だ。
ここでは大恐慌を克服したのはニューディール政策だったのか?を取り上げてみたい。ご存知、ニューディール政策はルーズベルト大統領(1933-1945)の採った政策で、全国産業復興法、農業調整法、全国労働関係法(ワグナー法)、TVA(テネシー峡谷開発公社)設立など、政府が金融、生産、物価などに積極的に関与していく諸政策であった。問題は果たしてニューディール政策によって大恐慌を克服できたのか?だ。
前フーバー大統領の時代には自由放任経済であったから180度異なる政府関与の諸政策ではあったが必ずしも成功していない。大統領終盤の戦時経済体制下での巨額の財政支出が結果的に不況脱出をもたらしたと述べる。それは納得なのだが、これら国内優先主義が世界のブロック経済化を招きブロック経済の矛盾が第二次世界大戦につながりこの世界大戦が不況脱出につながったと考えると何と評したら良いのか。国際強調という側面からみると何かと疑問があるのだがはっきり言えるのはルーズベルトはアメリカ史上唯一4選された大統領であり国民から絶大な支持を得ていたこと、政策は国民にも理解できる分かり易く創造的な政策だったことだ。彼が掲げた政策は、救済、復興、改革であった。今の日本にあてはめても何ら違和感のないスローガンではある。
by bonjinan | 2011-06-23 10:35 | 読書