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読書、集落の教え

3.11から100日になる。津波により壊滅的被害を受けた東北地方の太平洋沿岸部、特に三陸海岸沿いの町や村はこれからどんな姿に変貌していくのだろうか。
仕事場は海辺、住まいは高台にと我々は考える。防災面から考えると確かにそうだが何かしっくりこない。自然の中に職住空間が埋め込まれた風景が原風景として脳裏に焼き付いていて新しい風景が想像できないからだ。どう変貌するにしてもそこから新しい活力が生まれてこなければ新しい町づくりが成功したとは言えなくなる。想像力逞しくして復興に臨んでもらいたい。

原広司『集落の教え100』彰国社(1998)より
「集落は、さまざまなかたちで、場所がもっている力を活用して成立している」
「集落は、自然の潜在力を可視化する作業の結果の現れであると考えられる」
「場所に潜んでいる自然の力を最大限に誘起せよ。その平衡状態が集落の姿であり社会の秩序である。」
本書は建築家の原が世界の集落を調査し100の教えとしてまとめられたもの。
集落の風景は自然の力を引き出す風景であることを知る。
by bonjinan | 2011-06-19 14:37 | 読書