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震災復興のあり方

復興のあり方については議論百出の状態だが時間だけが過ぎている。復興を元気な日本を取り戻すきっ
かけにしたいとの思いは誰しももっていると思うが、誰がそれを取りまとめようとしているのか今もって分か
らない。復興会議がその役割を担っているのだろうがどこまで実効性のある提言になるのだろうか。
しかしまたこの間、政権、政治は何をしようとしているのだろうか。国と地方の役割分担を決め具体的検討
を進めているのだろうか。地方には地方の思い事情があるだろうからそれが一番重要だと思うのだが。
地方からの情報発信が少ないのが寂しい。ただ忘れられている論点は、被災された皆さんにとってみれば
先のことよりまず当座の生活設計ができるようにして欲しいというのが実情だろうと思う。復旧が長引けば
長引くほど生活再建への焦りが増しその場の動きが重みを増してくるということだ。復旧を急ぐと同時にそ
れを復興につなげる必要から大枠のガイドライン創りはやはり急を要しているといえる。

思い出した言葉:ハーベイロードの前提
かの有名な経済学者ケインズの柱となる経済理論は総需要管理政策。不況の時には財政支出を増やし景
気が過熱した時には支出の削減増税すると言った政策だが、多くの疑問を持たれていた。その疑問の根底
にあったものはエリートが状況を正しく把握し合理的な政策判断を下すとの暗黙の前提があってこそではな
いかであった。これをハーベイロードの前提という。今回の震災復興では復興会議で様々な提言がなされ
るであろう。提言自身が現実を把握し切れていないものになるのかも知れないが、正しい提言であっても政
治がいろいろな思惑で変質させてしまう可能性もある。むしろその方が大きいが。

追加①:NHK仙台放送局(5/23水産復興特区案)
追加②:NHK盛岡放送局(5/24岩手県が復興町づくり3案)
追加③:日経BP(5/27岩手県の町づくり案)
追加④:内閣官房HP(6/25付、復興構想会議提案~悲惨のなかの希望~)
by bonjinan | 2011-05-22 12:10 | 政治・経済