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原発事故収束の新工程表

東電から原発事故収束のための新工程表が発表された。
1か月前に発表された道筋との主要な相違点は、安定的冷却方法の確立までの
期間(6~9か月)は変えず、冷却方法を冠水から循環注水に変えるであった。
最近、東電からの発表には多くの疑義が残る。
①なぜ工程納期を変えなくても良いのか。
新たに判明したとされるメルトダウン、格納容器からの漏えいなど重要事実を踏ま
えて、また外部(地下、海など)への流出経路、流量などが未だ判明していないに
も関わらずなぜ収束納期は変更しなくても達成可能なのか。
前の収束道筋も見通しを出せというから出したに過ぎずこれを修正する強い根拠も
ないから変更しない。むしろ修正することによる影響の方が大きいから変更しない
といった程度のものと考えたくなる。
こうした場合の情報公開は、確認された事実から言えること、確認はされていない
が想定され準備しようとしていることを分けて丁寧に説明する必要がある。
②次にこれだけ社会的影響が大きい問題にも関わらず東電任せの発表となるのか。
国は国内外の叡智を結集して収束を早めるようサポートしようとしているのか、
していないのかまったく見えない。全ては初動の失敗にあったと認識し、今となっ
ては有効打がないと暗に認め、東電に任せているのではと勘繰る。
またある時は官房長官が発表しある時は東電から発表、これも解せない。
そもそも原発の安全管理責任、国民への説明責任は実体として誰が責任を感じて
動いているのか、また責任を負っているのか分からない。
これでは補償問題、国民の負担を考える上での基本すら分からない。
以上、疑問と思う二点を挙げた。

参考:日経Web刊(新工程表関連記事)
by bonjinan | 2011-05-18 06:27 | 政治・経済