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震災後の鉱工業生産指数、消費者物価指数

1.鉱工業生産指数
経産省から発表された3月の鉱工業生産指数(05年=100)によると、82.9、対前月比▲15.3%。
リーマンショック後の09年2月(▲8.6%)を超え1953年の調査開始以来最大の落ち込み、福島、
宮城、岩手など被災9県の被災企業に限定すると指数の低下は▲31.9%になるという。
なお同じく発表された製造工業生産予測調査によると対前月比で4月+3.9%、5月2.7%の回復見
込みという。緩やかに回復という感じだ。
個別企業に眼を転じると、世界のシリコンウエハーの2割弱を占め世界中から心配されていた信越
化学白河工場が6月末めどに全面復旧、半導体のルネサス那賀工場がやはり6月めどに復旧との
明るいニュースも流れているが、裾野の広い自動車では半減と伝えられており、電力制限など考える
と本格的な回復は秋以降になるのだろう。

2.消費者物価指数
総務省から発表された3月の消費者物価指数(05年=100)によると、99.6、対前月比+0.33%
上昇。コアCPIは99.4、対前月比+0.5%、コアコアCPIで97.0、対前月比+0.2%。
リーマンショック後の緩やかな上昇傾向線上にある。

3.日銀、経済見通し
日銀は今年度の経済成長率を1.6→0.6%に引き下げ。
但し24年度は復興により2%プラスの2.9%になるとの見通しを出した。金融政策では追加的量的
緩和など提案されたようだが実質ゼロ金利政策の延長となるようだ。米国では6月で量的緩和策を
止めると言っており為替相場、資源価格への影響など今後注目されるところだ。

リーマンショックは金融バブルの崩壊が実態経済にどう影響を及ぼすかであった。
今回は自然災害が確実に実体経済に及ぼしているはずで多くの経済指標が変化していると思う。
慢性的なGDPギャップがどう変化するのか、エネルギー弾性値はなど注目したい。

参考:経産省ホームページ(鉱工業指数)
総務省ホームページ(消費者物価指数)
by bonjinan | 2011-04-28 21:38 | 政治・経済