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先のみえない原発事故沈静化

昨日から最後の処置とも言える放射能汚染水の海への放出がはじまった。
比較的汚染度の低い水を放出して高濃度汚染水を入れるためだという。
今予定されているのは①5,6号機周辺の地下水を貯めている升にある汚染
水(総放射能量63GBq、10,000t)、②集中破棄物処理施設にある汚染水
(総放射能量11GBq、1,500t)を海に流出させ、海に流出し続ける2号機か
らとみられる高濃度の汚染水(毎時1,000~10,000GBq流出)を堰き止
め空いたタンクに貯蔵するためだ。昨日から①汚染水の放出が始まった。
止むをえない処置なのだが、ここに至る過程が悪すぎる。
一般に事故への対処は先ず状況判断に始まり想定される事態を描きそれぞ
れの段階においての処置対策を同時並行的に準備するものだが今回の動き
をみていると楽観しては悲観、後手後手になっているとしか思えないのだ。
やってみて確認しまた次の手を考えるというカット&トライのやり方。
平時であれば技術的手法と言えるかも知れないが、今は異常事態である。
これまでの経験を生かして問題を断ち切る機転、英断がなぜ出てこないのか。
それが不思議だ。政治的圧力(あるいは社会的圧力)を感じ思考能力を失っ
てしまったのか、また或いは関係者自身が安全信仰に染まりきっていて予想
される事態を想像しえない状態なのか、そうではないと信じたい。
またこれまで指摘されてきた個別技術は一流だが総合技術は弱いとの指摘
を証明しているようでもあり悔しい。技術者、研究者にはハイテク日本の意地
をみせて欲しい。
by bonjinan | 2011-04-05 18:42 | 政治・経済