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今週の一冊、マネーの動きで見抜く・・・

今週は、岩本沙弓『マネーの動きで見抜く国際情勢』PHPビジネス新書(2010.09)です。
外資系金融機関でトレーディング業務を経験した著者が経済のメカニズムをやさしく解説してくれる。「覇者達はあの手この手で搾取を目論んでいる。ならば我々はさらに目を見開いて、彼らの思惑を見破る必要がある。その手段が「誰が得をしているのか」というB面を探る方法だ」という。
・中国経済はいつがピークなのか?
・1兆ドルに及ぶ外貨準備高は健全な資産なのか?
 その運用益はどうなっているか?
・国債の利払いは誰が受けているのか? 等々興味ある話題が書かれている。
そして世界が大きく動くのは2012年秋以降と予測する。
その理由は、中国元の段階的切り上げで概ね3年後に購買力平価に近づき国際的なマネーの流れが
変わるということ、わが国の消費税upがその頃と予想されこれを契機とした更なる円高→為替介入→米国の赤字ファイナンスのシナリオを描く。
中国の管理経済の行方、世界的な通貨安競争の行方、中東の政情変化などによって状況は変るのだろうが、わが国は世界のマネーの動きに対して受動的対応しかできていないのが悩ましい。
by bonjinan | 2011-03-05 12:33 | 読書