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呑気な政治家達

わが国の財政状態はひどいものである。
これまでいかに投資効果のない財政支出をしてきたことか。
新政権下での23年度予算案で改善努力がまったく見えないことにも唖然とする。
データを点検してみたい。
●日本国は債務超過(一般会計+特会):負債982兆円、資産665兆円、
債務務超過額317兆円 (2008年度末) 。資産の内、道路など取引の成立しない
帳簿上の資産を考慮するとその差は恐ろしく大きくなる。
●国債発行残高:20年間増え続けているがこの10年間は増えかたが大きい。
公共性、景気刺激策といってはバラマキ、利益誘導をやっていただけということだ。 
●国債所有者内訳:総額728兆円、銀行生損保等64.5%、公的年金等14.5%
海外5%、家計4.7%(2010年9月末)。
海外比率が少なく国際金融市場の影響は少ないものの個人の預貯金は国債に
回っている。家計の資産は減少中。どこかで買手がなくなる心配あり。
ほか不測事態によるデフォルトというリスクが常に付きまとう。  
●家計の資産動向:1988年以降漸減。約2000兆円(正味資産は約1500兆円)を
切る。高齢者の預金取り崩し、増税等でどんどん減っていくだろう。
しかも国同様に資産のすべてが即キャッシュ化される資産ではないことに注意要。 
●企業の資産動向:この20年あまり2000兆円から減少傾向。これは意外だ。
減価償却程度の設備投資ということ。資産-負債(資本金、剰余金)も減少傾向。
●23年度予算案(歳入):税収40.9兆円、埋蔵金取崩し等7.2兆円、公債44.3兆円。
(歳出)国債費21.5兆円、社会保障28.7兆円、地方交付税16.8兆円、他25.4兆円。
歳入歳出各合計92.4兆円。プライマリーバランスなどと言う言葉は既に死語となって
しまった。それにしても公債金>税収で平気で予算案として出す政府の感覚が
知れない。無駄削減、予算の組み換えによる財源の捻出。国民との契約ではなかっ
たのか。政府は6月までに「税と社会保障の一体改革案」をまとめるというが
「無駄削減」はどこ吹く風。社会保障が悪と言わんばかりの態度に唖然とする。
政権交代後、総裁選後、一体何をやっていたのか。みえるのは党内抗争のみ。  
そもそも無駄削減だけでは難しいと思われていたことをあえて選挙公約としたのでは
なかったのか。公約が果たせないのであれば理由を説明し変更すべきである。
説明責任とはこういう場合にこそ果たすべきである。
それにしても国会議員の定数削減、歳費削減はどうなったのか。
今できるこをしない政治では将来とも何もできないだろう。
「無駄削減と税の一体改革」が正しい取組ではないのか。
先送りすることなく予算組み替えから始めるべきである。 

2/27追記(日本の貯蓄率)
貯蓄率=貯蓄した金額/可処分所得
調査対象:20~30代のビジネスマン900人(各国300人)
結果:米国66.6%、中国50.3%、日本43.0%
出所:@Nifty 
by bonjinan | 2011-02-22 15:34 | 政治・経済