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日本一高い場所は?

日本測地学会監修『地球がまるいってほんとうですか?』朝日選書(2004)より。
地球の大きさはどうやって測るのか?世界一高い山はエベレストではないの?
など地球のあれこれを教えてくれる本です。本書を参考に富士山は日本一高いか?
をテーマに書いてみます、いや書き写してみます。
場所の高さといえば普通は標高(平均海面からの高さ)で表す。
しかし定義次第では変ってしまうという話です。
まず平均海面と簡単に言うが地球温暖化の影響はなどと言い出すとあやふやになってしまう。
その影響は僅かなものですが、より正確に言おうとすると地球の中心からの距離(地心距離)で表せば良いことになる。この定義から問題になるのは地球の形。地球は北極南極を軸とする回転楕円体であり赤道では遠心力が大きく引力が弱いため膨らんでいること。具体的には赤道海面の地心距離約6378kmに対して北極海面は約6356km、赤道海面の方が約20km大きい(ジェット機の飛ぶ高さの約2倍の違い)。このことから赤道に近い山ほど地心距離は大きいことが想像される。
結論。地心距離で定義した地球で一番高い山は、チンボラソ(エクアドル)、日本で一番高い場所は沖ノ鳥島。そのデータは次の通り(緯度、標高、地心距離の順)
チンボラソ山( 1°29′、6310m、6384.5km)
エベレスト山(27°59′、8848m、6382.3km)
富士山 (35°22′、3776m、6374.8km)
沖ノ鳥島 (20°26′、 0m、6375.6km)
by bonjinan | 2011-02-13 10:01 | 読書