人気ブログランキング |

AREKORE

bonjinan.exblog.jp
ブログトップ

薬の効用と副作用

病気になると薬に頼らざるをえません。
一方で薬害が起こるとたいへんな問題になります。
薬害とはどのようなメカニズムなのだろうか。
最近、医薬ライターの佐藤健太郎先生の講義を受ける機会がありました。
その要点です。
①医薬はタンパク質に結合し、その働きを調整するもの。
特に、化学反応を司る「酵素」と情報伝達を受ける「受容体」が重要。
②医薬分子が間違ったタンパク質に結合してしまうと望ましくない作用が起こる。 
これが「副作用」。タンパク質は約20種のアミノ酸から構成されるが、その組み合わせにより約2万種のタンパク質になる。ターゲットとしたタンパク質だけに効果すれば狙い通りだが、予想もしないタンパク質に結合すると「副作用」を及ぼすというわけだ。反対に当初期待しなかった効果をもたらすこともある。
③医薬に残念ながら完璧はなく「最善の妥協」で創られる。
だからと言って必要以上に恐れるのも問題。例えば、インフルエンザの「タミフル」でみると約4000万人が服用し死者20人。これをどうみるかの問題。現状では死因との因果関係もはっきりはしていない。明確に言えることは風邪が引き金になって死亡する例は途方もなく多いこと。
④新薬の承認は1996年で53件、2009年では19件。
開発に10年以上を要し、開発費もどんどん膨大になっている。患者が少なければそれに反比例して薬価は上がり、開発を中止するものもある。
追記
薬の副作用、薬害という言葉を良く聞き、また経験したこともあります。しかし薬害のメカニズムも知らずに過ごしてきました。目的を達成するためには多少のリスクも伴うということが分かります。不具合を感じたらお医者さんに相談するしかないですね。
by bonjinan | 2010-12-08 09:08 | 健康