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今週の一冊、美の構成学

今週は三井秀樹『美の構成学』中公新書(2000年3版)を採り上げたいと思います。
芸術分野では芸術家のセンスと技能によるところが大きいが、工業製品分野においては美しくする設計基準のようなものが必要になる。本書を読んでいると美しいものにはどんな構成原理が潜んでいるのか知ることができる。

参考:黄金分割について
古代エジプトで考案され、ギリシャ時代に実用化された美の原理。
A:B=B:(A+B)の関係、すなわち A:B=1:1.6180339887... となる分割である。
この比例関係はフィボナッチ数列(0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144・・)の連続する数字の比に
も表れ数字が大きくなるほど黄金比に近づく。近年、ある生物学者より、巻貝の渦巻きやヒマワリの種の配列はフィボナッチ数列に準拠しているとの報告がなされ、黄金比は自然の美しさの原理として一層有名になっている。
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      レオナルド・ダ・ヴィンチの人体測定図を刻印したイタリア1ユーロ

補足:ミロのヴィーナスにも黄金比が潜むことをダヴィンチは見いだした。
臍と顎:臍と頭の天辺=1:1.618、臍と足:足と頭の天辺=1:1.618、日本では白銀比(1:√2)が好まれた。黄金比に比べ静的な感じがする。
by bonjinan | 2010-09-06 15:01 | 読書