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今週の一冊、ニュートン

今週の一冊として、ジャン=ピエール・モーリ著田中一郎監修
遠藤ゆかり訳 『ニュートン』創元社(2008.8) を採り上げたいと思います。
アイザック・ニュートン(1643.1-1727.3)と聞けば物理学の神様みたいな人すべての現象を理路整然と語る人、そんなイメージを持つかも知れないが、本書を読んでいると、「孤独を好む内気な性格で、論争によって騒動が引き起こされることを恐れていた。彼が自分の発見を公表するときは、つねに同僚達から強制されてのことであった。重力と万有引力の発表も何と発見から20年後のことであった」など生い立ちから人となり、三大理論(微積分法、色彩論、万有引力の法則)を導出する過程を知ることができる。読むうちに、私たちの日常の中にも何か宝石が転がっているような気分にさせる。「世間が私をどう見ているかはわかりませんが、私自身は自分を、浜辺で遊ぶひとりの子供のようなものだと思っています。私はただ、形のよい小石や綺麗な貝殻を探すことに夢中になっている。だが、そのすぐ眼の前には、大いなる真理の海が、いまだ発見されぬまま広がっているのです」
アイザック・ニュートン

(参考)ニュートン造幣局長
ニュートンはイギリスの造幣局長も務めた。激しい経済成長とインフレの中、金貨を安定させる政策を推進した。1717年、ニュートンは GSR(gold silver ratio)を金貨対銀貨の交換比率=1:15.21(ニュートン比価)を定めた。その後、イギリスほか金本位国家の基準レートとなった。当時、国による金貨と銀貨の交換レートの違いを利用した為替差益を稼ぐ商人が横行し金貨流出等の問題が起こっていた。
by bonjinan | 2010-08-25 11:55 | 読書