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生物多様性、人間多様性

最近「生物多様性」という言葉が頻出する。
辞書によると、いろいろな生物が存在しているようす。生態系の多様性、種における多様性、遺伝子の多様性など、各々の段階でさまざまな生命が豊かに存在することとある。ここでは動植物のみならず「人間多様性」(造語)についても重要だとの論点から書いてみようと思う。
先ず生物多様性について簡単に整理する。地球上に生物が誕生したのは約40億年前、地球が誕生して数億年後であった。その後、約20億年前に真核生物が誕生し、幾多の環境変化を乗り越え、現在では命名済の種だけで約200万種、実際にはその数倍から10数倍が存在すると言われるまでに進化(中立進化論的には変化)してきた。しかし18世紀後半の産業革命以降、経済優先の世界となり自然との共生を忘れ自然破壊してきた結果、ここ数100年で生物の絶滅速度は1000倍に加速したとされる。地球上の生物は互いに関連しながらバランスを保っており、人間もそうしたバランスの上に生存していることを改めて認識し地球環境を保全しようという動きになっている。
さて本論の「人間多様性」について。
近年、経済のグローバル化に伴って経済優先社会が地球規模で拡大してきた。結果、世界中が同じライフスタイルを追求するようになり、人間自身の棲みかをどんどん狭めてきている。生物の生存環境がどんどん狭められているのと同様に人間界でも同じことが起こっていることにもっと眼を向けるべきなのだ。優勝劣敗の世界の見直しとしての格差是正も必要だが人間本来の自由性を追求するものではない。自然界同様、人間界においても多様な棲みかが必要で、その創出と共生関係をまじめに
議論する必要がありそうだ。
by bonjinan | 2010-08-24 10:36 | 文化・歴史