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国立天文台野辺山見学

近年、宇宙観測技術の進歩により次から次に新しい発見が報告されています。可視光領域ではハッブル望遠鏡、すばる望遠鏡などで大きな成果をあげていますが、電波望遠鏡では可視光では分らない宇宙の姿(ブッラクホール、暗黒銀河、星間分子 など)を解き明かしてきました。暑い夏には煩わしい浮世を離れて宇宙に思いを馳せるのも良かろうと、清里から隣町の国立天文台(NAOJ)野辺山(長野県南牧村)に参りました。

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(野辺山の風景)
電波天文台は八ヶ岳の裾野、JR線最高の野辺山駅(標高1345m)の近く。延々と広がる野菜畑に囲まれた場所にあり電波環境も良い。

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(45m電波望遠鏡:観測周波数1~150GHz のいわゆるミリ波望遠鏡)
ブッラクホールの回りで高速運動するガス、星間に存在する分子を捉えている。各分子は固有周波数の電波を発しているから周波数スペクトラムを調べるとどんな分子があるのかも分る。電波望遠鏡ならではです。なお小惑星探査機「はやぶさ」と交信に当たったJAXA臼田宇宙観測所のパラボラアンテナはこれより一回り大きく直径64mだという。

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(ミリ波干渉計:アンテナ直径10m、6台、80~230GHz)
6台のアンテナをつないで同時に観測すると最大直径600mの電波望遠鏡に相当する解像度になる。レールはアンテナ移動用。最近の話題としては南米チリ・アタカマ高地に国際協力で建設中のALMA望遠鏡。直径7~10mのアンテナ80台を配置することで最大直径18.5kmの電波望遠鏡に相当するものになるという。

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(電波へリオグラフ)
84台のアンテナを配置する直径500m相当の電波望遠鏡、太陽表面の活動を観測している。

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(太陽電波強度偏波計)
これも太陽活動観測用で、7つの周波数(1~80GHz)を8台のアンテナで同時観測。太陽の長期変動を観測しているという。

 参考
国立天文台(NAOJ)野辺山ホームページ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)臼田宇宙空間観測所ホームページ
by bonjinan | 2010-07-22 12:04 | 旅、散歩