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中国の凧

東京・小石川後楽園のすぐ隣の日中友好会館美術館に入ってみた。"春のたより~山東省凧の世界展"と題して凧の展示がされていた。凧は紀元前に軍事用として作られ、貴族の娯楽を経て庶民の楽しみとして広まったもので、現在でも山東省い坊では盛んに凧揚げされているという。勇猛な鷹、歴史上の英雄、美人、仙人、そして童子、野菜など題材はいろいろ。新年(春節)にあたりみな縁起をかついでの題材となっている。
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     日中友好会館美術館:龍の連凧、蝶、鷹の凧などが迎えてくれる。
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     鷹凧:作り方、材料なども展示されています。
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     八仙過海:神話上の8人の仙人で、酒に酔い海の仙女をからかったところ、仙女は怒り
     海を荒らし八仙に戦いを挑んだ。八仙は各自の持ち物で戦い、やっとの思いで海を渡っ
     たとの伝説。「各自がそれぞれ腕をふるって競う、各々独自のやり方がある」との意味
     だという。仙人仙女は中国で好まれて描かれる画題のようです。
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     ハスの下で戯れる金魚:蓮の中国語「荷(he)」と「和(he)」は同音でつがいの金魚が戯
     れる様は仲睦まじい様子を表しているという。こどもと魚:「魚(yu)」と「余(yu)」が
     同音であることを掛けて、「年ごとにゆとりがでる、裕福にある」という意味が込めら
     れているのだという。特に、子どもが鯉を抱く姿は年賀に好まれ、旧正月(春節)には各
     家庭でこの絵を貼り、新たな一年の幸福を願うという。
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     野菜凧:説明はなかったように思いますが、豊作、食べ物に困らずすくすく育つて欲し
     いと願ってのこと。台北の故宮博物館の白菜「翠玉白菜」には多産を願っての昆虫が
     ありましたがこの白菜凧には描かれていませんでした。いずれにせよ緑と白のコント
     ラストが清らかさを感じる野菜として好まれているのだと思います。
by bonjinan | 2010-02-20 09:28 | 旅、散歩