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日米開戦の日

68年前の今日(1941年12月8日)、マレー半島へ奇襲上陸し太平洋戦争が始まった。
これに合わせ、昨日、NHKで”日米開戦”を語る。海軍はなぜ誤ったのか。
極秘資料、海軍反省会400時間証言テープが語る真相”と題した番組が放送されました。
歴史が証明するという言葉がありますが、勝ち戦は事実以上に美化して語られますが、負け戦については散り際の美学は追求されても詳細についてはあまり語られなく、68年たった今も太平洋戦争はなぜ起ったのかつまびらかになっていない。明らかになるどころか、”その時代の空気”がそうしたなどと論理性のない表現で分かったような気になってしまうほどに風化している。番組では、予算確保のため対米強硬論を主張、トップは長期計画がないまま開戦を決断、組織の利益を最優先など、現代社会でも日常的に起っていることが証言として語られていた。当時の幹部が語る証言だけに見ごたえのある番組でした。当時も今も、重要な決定を引き出すエリート集団においては”辛酸をなめたこと(失敗体験)のない集団”という特質があることに加えて”個人の立身出世欲を組織の利益に脚色”する、”結果責任は組織判断、トップ判断”とする癖があります。またトップにおいては”責任感”と”選民意識”が同居し、選民意識が強くなるとむしろ常識的な判断を嫌い異常な判断もあっさり下す癖があります。歴史は表向きの結果だけをつなげて行くと、内情の分らない想像の混じった物語になりますが、なぜそう決断されたかを分析することによって、間違ったことは繰り返さないことへの教訓になっていくのだと思う。現代史は利害関係者が現存されることから調べるには限界があるとは言え、もう少し切り込めれば完璧になるのだが。
by bonjinan | 2009-12-08 10:21 | 文化・歴史